あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月13日」(1966年)。
土星ロケットのサタン1号が、風船のような宇宙生物・バルンガを連れてきてしまった。バルンガは、エネルギーを吸収し巨大化していく。
車や飛行機の燃料が消える
1週間後、万城目と由利子は用事を終えセスナ機で戻る際、サタン1号の墜落現場を通過する。そこで、ふたりは風船を持つ男性を見つけた。事故現場の確認を終え、戻ろうとする万城目たちであったが、セスナの燃料が残り少ないことに気づく。なんとか無事に着陸し、燃料の補給をした一平を問い詰める万城目。すると、一平はラジエーターの隙間に、謎の物体が浮いているのを発見する。
その物体は生きているようで、万城目たちはひとまず箱に入れて車で運ぶ、しかし、信号待ちから発進しようとすると、突如車が動かなくなった。なんと、今度は車の燃料がなくなっていたのだ。
さらに、謎の生物は車の中でどんどん大きくなっていき、ついに自身の浮力で車を浮かせてしまう。そして、空中で車のルーフを突き破ったことで、その破片が落下。由利子を守ろうとして、一平が大怪我を負ってしまう。