4月12日 ウルトラマンシャドーが出現! ウルトラマンゼアス2

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月12日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月12日」(1997年)。
南極で激突するウルトラマンゼアス(右)とウルトラマンシャドー  ©円谷プロ PHOTO/講談社
『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』は、1997年4月12日より上映が開始された。前年に上映された『ウルトラマンゼアス』の続編である。前作にあったユーモラスな部分は踏襲しつつも、コメディ要素は抑えられ、黒いウルトラマン・ウルトラマンシャドーに敗北してしまった主人公・朝日勝人=ウルトラマンゼアスの成長を描いた物語となっている。

また、前作に引き続き『ウルトラマン』に登場したキャストが作中のさまざまな場面に登場。本作では加えて、モロボシ・ダン役の森次晃嗣氏が超宇宙防衛機構Mydoの新隊長役で、郷 秀樹役の団 時朗氏がニュースキャスター役で出演している。


ウルトラマンシャドーに敗北し、自信と勇気をなくしてしまった勝人は、空手道場・正道会館で修行することを決意する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ゼアスがウルトラマンシャドーに敗北

1997年4月12日は『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』の上映が開始された日です。ベンゼン星人を倒し、Mydoの正隊員になった勝人。ある日、謎の黒いウルトラマン・ウルトラマンシャドーが現れた。勝人が変身したウルトラマンゼアスは、南極でウルトラマンシャドーと激突。しかし、ゼアスは敵のシャドー・メリケンパンチを受け、そのパワーに怯んでしまう。ゼアスは体勢を立て直しスペシュッシュラ光線を発射するも、ウルトラマンシャドーはシャドリウム光線を発射し応戦。ゼアスは光線の撃ち合いに負け、敗北してしまった。

ゼアスの敗北は、世界中で報道された。日本に帰還した勝人は、同じMydoの隊員である星見 透の弟の勇気が、黒い道着を着た少年たちからいじめられているところに遭遇する。勇気を庇おうとする勝人。しかし、少年たちがウルトラマンシャドーのシャドー・メリケンパンチによく似た構えをとると、敗北したときのトラウマがよみがえり、顔を覆ってしまう。そして、勝人は少年たちから暴行を受け、川に蹴り落とされてしまうのだった。

その後、勝人は普段は出光のガソリンスタンドにカモフラージュされているMydoの日本支部に戻る。すると、大型バイクに乗った女が給油にきていた。女は勝人を見つけると、シャドー・メリケンパンチに似た構えをして勝人のトラウマを刺激する。この女こそ、ベンゼン星人の妻であり、今回の事件の首謀者・レディベンゼン星人だったのだ。自信をなくした勝人は、薩摩 萬隊長に辞表を出して去ってしまうのだった。

Mydoは、ゼアスとウルトラマンシャドーの戦いの分析を行う。スペシュッシュラ光線とシャドリウム光線は同じ威力のため、本来はゼアスが一方的に負けることはない。武村岩太隊員は「気合が足りないからだ」と考えるのだった。
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