12月30日 ウルトラマンG 使用禁止の劇薬でバッタが怪獣化!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月30日(1991年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月30日」(1991年)。
マジャバ(雄)と戦うウルトラマングレート。本編で雄のマジャバとグレートが戦うことは放送されていない貴重なカット  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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『ウルトラマンG(グレート)』は、オーストラリアで制作された全13話の作品で、日本ではオリジナルビデオとして発売され、後にテレビ放送もされた。

地質学者のジャック・シンドーは、火星での調査中にウルトラマングレート(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と邪悪生命体 ゴーデスの戦いを目撃する。ウルトラマングレートと一体化し、激しい戦いの末、ゴーデスを撃破したジャック。しかしゴーデスの細胞が降り注いだ地球は、さまざまな怪獣の脅威にさらされ、ジャックは仲間とともに立ちむかう。

今回は使用禁止された劇薬によって、昆虫が怪獣に突然変異してしまったマジャバが登場。実は『ウルトラマンZ』(2020年放送)のラスボス・デストルドスの胸部を構成している怪獣です。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

農場上空でセスナが襲われて墜落!

1991年12月30日に放送されたのは『ウルトラマンG』第8話「姿なき復讐─昆虫の叫び─」。広大なジョンソン農場で、農薬を散布するセスナが墜落した。国際的軍事組織・UMA(ユーマ)は調査を行うため現地に向かう。

そこでUMAのジーンはサンドマンという作業員と出会う。墜落したセスナのパイロットは友だちだったと言い、何かを描いた紙を渡してきた。何かを言いたげなサンドマンであったが、そこに農場主のジョンソンが現れ、強引にサンドマンを連れて帰ってしまう。

UMAの戦闘機・ハマーで空中からの調査を行うジャックたちは、イナゴの群れに遭遇。吸気口がふさがれたためにエンジンを停止、着陸を余儀なくされてしまう。吸気口をふさいだのは、巨大なイナゴの新種であった。

基地で詳細な調査が行われるなか、ジーンは仲間たちにサンドマンから受け取った紙を見せる。それは、巨大なイナゴがセスナを襲う絵だった。サンドマンは人と話すことが苦手なため、絵で巨大なイナゴが出現したことを知らせようとしていたのだ。
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