4月28日 ウルトラマンA ガラン出現! ヤプールが人の欲望を利用する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月28日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月28日」(1972年)。
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ガランと戦うウルトラマンA  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

3億年前の古代魚がヤプールに奪われるという事件が発生。時を同じくして、美川隊員は中学時代の同窓会に出かけるが、それは彼女に歪んだ好意を寄せる漫画家・久里虫太郎の罠だった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

同窓会に向かう美川隊員

1972年4月28日は『ウルトラマンA』第4話「3億年超獣出現!」が放送された日です。3億年前の古代魚が、生きたまま昏睡状態で発見され、TACはそれを生物科学センターまで送り届ける任務をまかされた。一方、休暇中の美川隊員は中学時代の同窓会に招かれ、会場として指定された、今では有名な漫画家になった久里虫太郎の邸宅を訪れていた。2日前、ふたりは偶然デパートの人ごみの中で再会していた。久里は再会が偶然ではなく、自分のテレパシーが美川隊員に通じたのだと語る。久里は卒業式の日に美川にラブレターを渡したが、彼女は封も切らずに返してしまったという。久里はそのラブレターを今でも持っており、再度美川に手渡す。数年ぶりに開封された封筒の中には、手紙と共にデボン紀に生息していた魚類をモチーフにした怪獣の絵も入っていた。その後、美川は久里の描いた漫画の原稿を読ませてもらう。

そのころ、北斗たちは発見された古代魚を受け取り、生物科学センターに向かっていた。しかし突如、古代魚を積んでいたトラックが突風により空に舞い上がり、どこかに飛んでいってしまう。その様子は、久里邸で美川が読んでいた漫画の内容と同じだった。さらに、美川はなかなか友人たちがこないことを不思議に思うと、自分以外は誰も招待されていないことが発覚。同時に、美川は飲み物に入れられていた薬によって気を失ってしまった。

古代魚がヤプールに盗まれてしまったことを察した竜隊長はパトロールを開始。同時に、なぜか連絡のつかない美川を呼び戻すために久里邸に山中隊員、吉村隊員を向かわせる。しかし、山中たちを阻止するように超獣・ガランが出現。TACを戦闘不能に追い込むと姿を消したのだった。
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