あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月17日」(2016年)。
怪奇現象追跡サイト・SSPのキャップ、夢野ナオミの母・圭子がやってきた。早くナオミに結婚してもらい、地元に帰ってきてほしいと切望する圭子に、ナオミはガイに恋人役をしてもらい、やり過ごすことに。その騒動のなか、ジャグラス ジャグラーは最強の魔王獣を出現させる。
ママが来た!
ナオミの実家は代々酒造を営んでいる家系だった。なぜか女性ばかり生まれる夢野家は、「好きなことをしたければ跡取りを用意しなければならない」というしきたりがあるという。早く結婚し、田舎に戻ってきてほしいと願っていた圭子は、ガイのことを気に入り、すぐにでも結婚しなさいとふたりに勧めてくる。
そんな騒動の現場に、ジャグラスジャグラーが現れる。これまでにジャグラーが復活させ、オーブが倒してきた4体の魔王獣。ジャグラーは魔王獣が倒されることで怪獣カードを入手しており、ナオミたちがガイやジャグラーと出会う以前に所持していたものも含め、6枚の魔王獣のカードを入手していた。これまでの魔王獣との戦いは、すべてジャグラーの計画どおりだったのだ。
そして、ジャグラーは7枚目として、ウルトラマンベリアルのウルトラフュージョンカードをガイに見せる。そのカードに、ガイは驚愕するのだった。すると、窓の外に巨大な女性の幻が現れる。それは、以前ガイたちが「入らずの森」で遭遇した、タマユラ姫だった。タマユラ姫は「大きな禍いが近づいている」と警告し、姿を消す。