3月21日 ウルトラマンダイナ 巨大猿人の末裔・ギガンテスが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月21日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月21日」(1998年)。
ダイナを攻撃しようとするギガンテス(雄/左)と、ダイナを庇おうとするギガンテス(雌/右)  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。防衛隊・スーパーGUTSの新米隊員であるアスカはウルトラマンダイナに変身し、フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

西アジアで、太古に棲息していた巨大猿人の末裔が2体発見された。アスカは、このギガンテスたちが優しい性格であることを知り、駆逐を強行しようとする地元の資源開発チームを止めようとする。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

アスカがギガンテスに助けられる

1998年3月21日は『ウルトラマンダイナ』第28話「猿人の森」が放送された日です。資源開発のための地質調査が行われていた西アジアで、巨大な足跡が発見された。調査に向かったスーパーGUTSは、巨大な生命反応を発見。α号に搭乗していたアスカは先行するが、何者かの攻撃を受け墜落してしまう。

木の上で気絶していたアスカは目を覚ますと、巨大な猿に遭遇。ウルトラマンダイナに変身しようとするが、変身アイテムのリーフラッシャーを落としてしまう。すると、もう1体の猿が現れた。すこし小さいその猿は、アスカに謝るような素振りを見せ、りんごのなった木を差し出してくる。

行方不明になったアスカを探すため、コウダ隊員とナカジマ隊員は、現地の資源開発チームと対策を練っていた。しかし、資源開発チームのソウという男性は、巨大生物の駆除を優先すると言ってカリヤたちと対立してしまう。同じ資源開発チームのリンという女性がその場を収め、リンはアスカ探索に協力を惜しまないと約束してくれた。

探索を開始したカリヤたち。そこに、巨大な猿が現れた。猿は、アスカを連れてきたのだ。その後、この巨大な猿ことアウストラロピクテス・ギガンテスは100万年前に滅びた猿人の生き残りだったことが判明。リンは、猿人保護区を作り、資源開発と猿人保護を両立できないかと提案するが、ソウは猿人の駆逐を主張して譲らなかった。
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