あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月8日」(2017年)。
身寄りのない朝倉リクは、突如出現したスカルゴモラに住む場所を破壊されてしまう。友人のペガッサ星人 ペガと共に天文台で野宿をしようとするリクだったが、謎の球体に導かれ、秘密基地を訪れる。そこで、自分がウルトラマンの血を引いていることを知ったリクは、ウルトラマンジードに変身を果たした。
平和な街にスカルゴモラが出現
ヒーロー番組『爆裂戦記ドンシャイン』が好きで、天涯孤独の身でありながら、明るく前向きな性格の朝倉リク。リクは駄菓子屋「銀河マーケット」でアルバイトをしながら、とある出来事がきっかけで出会ったペガッサ星人 ペガと共に暮らしていた。
リクは人並み外れた身体能力を持っており、ペガはリクが宇宙人なのではないかと考えていたが、リクは自分が地球人だと言い切る。そんな中、街に怪獣・スカルゴモラが出現。スカルゴモラは銀河マーケットを、その2階にあるリクの住居ごと踏み潰してしまう。
リクは無事に避難するが、行くあてがない。それでもリクは「ジーッとしてても、どうにもならない!」と言い、ペガと共に天文台で野宿をすることにした。リクは、赤ん坊のころ、この天文台で保護されたのだ。すると、ふたりの前に謎の球体が現れた。リクはその「球体型偵察機ユートム」に手を伸ばすと、刺されたような痛みを覚える。血液によるDNA検査を行ったユートムはリクのことを「マスター」と呼び、出現させたエレベーターにリクとペガを乗せる。