7月16日 帰ってきたウルトラマン ヨットを爆破した犯人は? 怪鳥テロチルス出現

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」7月16日(1971年)

テレビマガジン編集部

円盤形態から変形したナースと戦うウルトラセブン
テロチルスと空中戦を繰り広げるウルトラマンジャック  ©円谷プロ
『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月16日」(1971年)。

ヨットを爆破しようとする三郎だったが!?

1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

ともに秋田の田舎から上京してきた、幼馴染みの松本三郎と小野由紀子。しかし、由紀子は職場の会長の息子である横川と婚約することに。それに怒った三郎は、彼女たちが参加する船上パーティーのヨットを爆破してふたりを殺害しようとするが、その瞬間、謎の怪鳥が現れ……。
1971年7月16日は『帰ってきたウルトラマン』第16話「大怪鳥テロチルスの謎」が放送された日です。1隻のヨットが夜の海に浮かんでいた。乗船しているのは若者たちで、船上パーティーをして浮かれているなか、真夏のこの時期に雪のようなものが降り始める。

そんなヨットに、ウエットスーツを着たひとりの男が泳いで近づき、船体に何かを取り付けると船から離れていく。そこに巨大な飛行物体がヨットを襲撃し、乗客が海に投げ出された後、ヨットは爆散してしまう。

すぐに警察と救急が出動するも、3名の若者が死亡し、2名が重傷を負ってしまった。さらに、ヨットの破片から硝煙反応が確認され、警察はヨットがダイナマイトで爆破されたと推定。ヨットハーバー近くに設置した検問を無理矢理突破しようとした、松本三郎という男が逮捕される。三郎はヨットの爆破を自供して、事件は解決したかに思われた。

しかし後日、郷は坂田アキを通じて生存者の小野由紀子に呼び出される。由紀子は幼馴染の三郎がダイナマイトを爆発させる前に、事件現場に怪獣が現れたと語る。しかし、そこに由紀子の婚約者である横川が現れ、話を切り上げさせると彼女を連れて帰ってしまう。

留置されている三郎に面会に行った郷。当初は、自分がヨットを爆破した犯人だと認めていた三郎だったが、郷から由紀子たちが生還したことを聞くと急に態度を変え、由紀子と同じく怪獣がヨットを襲ったと証言を変えた。
謎の雪で排気ガスが猛毒ガスに!

前へ

1/3

次へ

39 件