あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月7日」(2006年)。
『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの昭和に放送されたウルトラマンシリーズと、物語が直接的につながっているのも特徴だ。
異次元へのゲートを完全に塞ぎ、ヤプールの野望を打ち砕いたミライたち。GUYSは、今後訪れるかもしれない新たな脅威に備えるため、試作型のマケット怪獣を選別し、戦力の増強を図ろうとする。
マケット怪獣を選抜
過去に出現した怪獣のデータをナノマシンで実体化するマケット怪獣。試作品として、新たに複数の試作型のマケットカプセルが作られており、GUYSの戦力増強のため、その中から実用化するマケット怪獣を選抜しようというのだ。試作型のマケット怪獣は実体化せず、シミュレーション用の仮想空間上に出現させるものとなっている。GUYSは持ち込まれた試作型マケットカプセルの中にもいる、これまで対決してきたグドン、ツインテール、バードン、ベムスターとの戦いを思い出す。しかし、どれも敵対したときは強敵だったが、仲間にするには決め手が足りなかった。
話がまとまらないなか、トリヤマ補佐官が思いつきで「いっそ勝ち抜き戦でもして、決めるわけにはいかないか」と発言。すると、クゼ テッペイ隊員は可能だと返す。プロトマケット怪獣は仮想空間に出現させるため、一度に複数体出現させることが可能なのだ。その場にいる全員がハッと気づいて、お目当てのマケットカプセルの争奪戦が始まる。