7月13日 ウルトラマンタロウ 狐火の正体は透明な怪獣ミエゴンだった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月13日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月13日」(1973年)。
ミエゴンと戦うウルトラマンタロウ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。

那須で青い狐火が現れ、あたりを破壊するという事件が発生。光太郎は地元で「狐憑き」と呼ばれて疎まれる少女・カオルと出会う。そのカオルは4年前に母親を亡くしており……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

那須岳に狐火が発生

1973年7月13日は『ウルトラマンタロウ』第15話「青い狐火の少女」が放送された日です。栃木県の那須岳にやってきた11歳の少女・カオル。彼女の母親は4年前から行方不明になっているらしく、カオルは帰ってこない母の面影を空に浮かべ、いつ帰ってくるのかと尋ねていた。すると一瞬、空に9つの火の玉が現れるや爆発し、麓の町に被害が及んだ。この町では古くから9つの尾を持つ狐が女に化け、人々を困らせるという九尾の狐の伝説がある。翌日、町の自警団は、昨夜那須岳から下りてきたカオルを不審に思うのだった。

東京では、白鳥健一少年が宿題が原因で不機嫌になっていた。白鳥家は母親を亡くしていたが、宿題とは母親についての作文だったのだ。光太郎は健一が寂しい思いをしていることを認めつつ、姉のさおりに駄々をこねて困らせてはいけないと諭す。そして、さおりのことを書けばいいと提案した。そのころ那須では、カオルが地元の少年たちに「狐憑き」と呼ばれていじめられている。そんななかで、カオルは4年前に最後に母親と一緒にいたときのことを思い出していた。那須岳に遊びにきていたカオルと母親は9つの火の玉に遭遇。火の玉は爆発する。その直後、気がつくとカオルの母親はいなくなっていた。それ以降、母親は彼女の前に現れることはなかった。

その後、今度はりんどう湖で爆発事件が発生。ZATは現場に向かい調査を開始する。
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