あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月13日」(1973年)。
那須で青い狐火が現れ、あたりを破壊するという事件が発生。光太郎は地元で「狐憑き」と呼ばれて疎まれる少女・カオルと出会う。そのカオルは4年前に母親を亡くしており……。
那須岳に狐火が発生
東京では、白鳥健一少年が宿題が原因で不機嫌になっていた。白鳥家は母親を亡くしていたが、宿題とは母親についての作文だったのだ。光太郎は健一が寂しい思いをしていることを認めつつ、姉のさおりに駄々をこねて困らせてはいけないと諭す。そして、さおりのことを書けばいいと提案した。そのころ那須では、カオルが地元の少年たちに「狐憑き」と呼ばれていじめられている。そんななかで、カオルは4年前に最後に母親と一緒にいたときのことを思い出していた。那須岳に遊びにきていたカオルと母親は9つの火の玉に遭遇。火の玉は爆発する。その直後、気がつくとカオルの母親はいなくなっていた。それ以降、母親は彼女の前に現れることはなかった。
その後、今度はりんどう湖で爆発事件が発生。ZATは現場に向かい調査を開始する。