7月31日 ウルトラマン 電気を食べる怪獣ネロンガが姿を現す!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月31日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月31日」(1966年)。
ネロンガと戦うウルトラマン  ©円谷プロ
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで前作を上回る大人気番組となった。

伊豆にある古井戸から聞こえる不気味な音を調べにやってきたフジ隊員とホシノ少年。井戸の中からは海へ向かう抜け穴があるらしい。ホシノは井戸の中を進むと巨大な目玉に遭遇。それは、怪獣・ネロンガのものだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

井戸の中には巨大な目玉があった!

1966年7月31日は『ウルトラマン』第3話「科特隊出撃せよ」が放送された日です。伊豆にある城の古井戸から、恐ろしい音が聞こえるという話を聞き、フジ隊員とホシノ少年は調査にやってきた。その井戸は、かつて武士たちが敵に攻められた際に、海の方向に逃げるための手段としても使用されていたと言い伝えられている。しかし、現在はその方角に発電所が建設されており、今はどこまで繫がっているのかわからないらしい。

ホシノ少年が井戸の中に入ると、わずかに風が吹いているのを感じる。恐ろしい音とは、この風が吹き抜ける音だと考えたホシノ少年が抜け穴の奥に歩みを進めると、巨大な目玉と遭遇。同時に地震が発生し、天井が崩れてしまう。ホシノ少年と、彼を心配して追いかけてきたフジは、水路が海につながっているのに気づき、泳いで井戸から脱出したのだった。そのころ、地上では山が隆起し、何かが出現。水力発電所が破壊される。しかし、その犯人は透明で、姿を見せなかった。

謎の山崩れの情報をキャッチした科学特捜隊。イデ隊員は現場近くにいるはずのフジに連絡を取ろうとするが、応答はない。事件の可能性もあると考えたムラマツキャップは、科学特捜隊全員に出動を命じたのだった。
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