加島は、マッハのスピードを出せるレーシングカーを設計しており、「5億円で設計図を買い取る」など、世界中の企業からさまざまな話が舞い込んでいた。このアタッシュケースには、その設計図が入っていたのだ。加島を待っていたのは、同じ中学、高校に通っていた友人の北斗だった。
友人関係がうまくいかなかった加島だったが、北斗だけは分け隔てなく付き合ってくれた。有名になった加島の活躍を北斗が喜んでいたように、加島もTACで活躍する北斗を応援していたのだ。そこにさらに、ひとりの女性がやってくるが、加島は彼女に気づくとバツが悪そうに次の仕事に向かってしまう。
その後、超獣・マッハレスが出現。マッハレスは走行中の新幹線を襲撃すると、今度は口から吐くガスで近くを飛行していた旅客機を爆破する。出撃したTACは攻撃を開始するが、どうやらマッハレスは、ジェット噴射の音が嫌いなようだ。北斗はマッハレスに近づいて攪乱しようとするが、マッハレスは攻撃を止めて地中に逃げてしまう。
TAC基地に帰還した隊員たち。地中300メートルを移動するマッハレスの進路には、ニューライト自動車技術研究所があることに北斗は気づく。一方、帰宅した加島を待っていたのは先程の女性、加島の恋人の真弓だった。
彼女は仕事に没頭する加島を心配するが、加島は仕事とそれによって得られる地位と名誉やお金のことしか頭になく、彼女に冷たく当たってしまう。