『ウルトラマンブレーザー』新たな挑戦で生まれたヒーロー!

『講談社MOOK ウルトラQからシン・ウルトラマンまで』よりぬきコラム【第26回】

テレビマガジン編集部

特戦獣アースガロンとブレーザーの共闘は、次第に息の合ったものに。  ©円谷プロ ©ウルトラマンブレーザー製作委員会 PHOTO/講談社
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『ウルトラマンブレーザー』の防衛チームSKaRD〈スカード〉は、頻出する怪獣の対策に特化した特殊部隊で、特戦獣アースガロンという2足歩行怪獣型ロボットを運用して、現出した怪獣や宇宙人と戦います。

そのSKaRDの隊長となって、多くの怪獣殲滅に関わってきたヒルマ ゲントが、過去に事故の救護活動の最中に時空の裂け目を越えて共鳴しあい、一体化したのがウルトラマンブレーザーだったのです。

それから3年の時を経た宇宙甲殻怪獣バザンガ戦で、ゲントの特殊部隊員たちを助けたいという思いによってゲントはブレーザーに変身しますが、ブレーザーの戦い方は実に野性味にあふれた荒々しいものでした。

しかも、ゲントでさえブレーザー(という名前もゲントが提案したものです)とコミュニケーションをとることがなかなかできず、怪獣を倒すという点で利害が一致していたから変身を受け入れたものの、その不可解な行動によってブレーザーへの変身に距離をおいたこともありました。
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