『ウルトラマンZ』はウルトラヒーローと変身者の相性の良さが光る!

『講談社MOOK ウルトラQからシン・ウルトラマンまで』よりぬきコラム【第23回】

テレビマガジン編集部

ウルトラマンゼロの「自称弟子」で、ゼロからは半人前ならぬ3分の1人前と言われているウルトラマンゼットのかわいくもあり、それでも頑張るキャラクターが、『ウルトラマンZ』最大の魅力でしょう。

地球語に慣れていないので、「地球の言葉はウルトラ難しいぜ」「汚いですぞ」「パネェのいっちゃいますぞぉ」など独特の言葉遣いをするのが、ゼットの明るく熱血な性格とあいまって絶妙に好感度を上げ、さらに変身者であるナツカワ ハルキも熱血の体育会系正義漢なので、両者あいまったバディ感というか一心同体感を醸すに至っています。

そして、ハルキが属する防衛チームのストレイジは対怪獣ロボット部隊で、セブンガーなどの特空機といわれるロボットに搭乗して怪獣と戦うチームですが、とくにこのセブンガーが「かわいい」「健気」と人気を博しました。

もともと、セブンガーは『ウルトラマンレオ』(1974年)でウルトラの星からウルトラセブン/モロボシ・ダンを助けるために届けられた怪獣として初登場しましたが、第34話でしか活躍しておらず、当時はマニアだけが知るような存在でしたから、この大復活は衝撃的でした。

3枚のウルトラメダルでウルトラフュージョン!

次のページへ 特空機2号ウインダム(左)を助けに、セブンガーが舞い降りる!(画像)
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