東北ご当地キャラミステリー青森編・クライマックス!
かわいい“ご当地キャラ”とめぐる東北の旅、青森編はいよいよクライマックス!
青森生まれ・青森育ちの風祭千先生が描く、土偶をめぐる事件は、思いもよらぬ真相へ──!?
笑って、ドキドキして、ちょっぴり胸があたたかくなる。
“ご当地キャラ×東北ミステリー”、青森編ついに完結です!
【青森】縄文ヒーローズVS.大怪盗ジョモルイ 第3回
前回までのあらすじ
盗まれたドグウちゃんを取り戻すため、「縄文ヒーローズ」のさんまるたちは縄文時代へタイムスリップ!
ついに怪盗ジョモルイを見つけるも、まだドグウちゃんはその手の中に……。あきらめないヒーローズに、怪盗ジョモルイがある勝負をもちかけます!
「ボクが出す2問のクイズに両方正解したら、ドグウちゃんは返してあげてもいい」
縄文ヒーローズはクイズに正解して、ドグウちゃんを取り戻せるのでしょうか?
ジョモルイからのクイズで勝負!
「キミたちに1回だけチャンスをあげよう。ボクが出す2問のクイズに両方正解したら、ドグウちゃんは返してあげてもいい」
「えぇーっ!?」 クイズ! 4人は頭を抱えます。「ちゃんと解けるかなぁ……」
ジョモルイは、お構いなしに始めます。
「じゃあまずは1問目。大型掘立柱建物(おおがたほったてばしらたてもの)──あの六本柱は、なんの木でできてる?」
「はい!」 こまっくーが、勢いよく手をあげました。「簡単だよ。あれはめちゃくちゃ巨大な栗の木だ!」
ジョモルイは、ぱちぱち拍手します。
「おみごと! 縄文ヒーローズは、こうでなくちゃね」
大型掘立柱建物(おおがたほったてばしらたてもの)
三内丸山遺跡のメインと言える大型掘立柱建物は、六本の柱を立ててつくられた、縄文時代の大きな建物。柱に使われている木は、栗の木。かたくて長もちする木なので、何百年も残ったと考えられています。
そのまま、ジョモルイは2問目を出しました。
「2問目。土偶は、何のために作られた?」
さっきはすぐに答えたこまっくーも、うーんとうなってしまいました。ジョモルイは、片ほおをあげてにやりと笑いました。
「簡単だろう? お宝を手に入れるときは、その意味や価値をちゃんと知っておくのが、ボクの美学なんだ。チャンスは3回だ。3回以内に正解できたら、ドグウちゃんは返してやろう」
みんなドグウちゃんのことは大好きですが、なんのために作られたのか、考えたことはありませんでした。
「う、うーん……家におくための『かざりもの』とか?」
こまっくーが言うと、ジョモルイはおおげさになげきました。
「ノーノー、不正解。あと2回だよ。今度はこまっくー以外のメンバーが答えてくれたまえ」
こまっくーは、泣きそうな顔になりました。むーもんといのるんは、こまっくーの頭をなでなでしながら一生懸命考えます。
そんな中、さんまるだけは心の中で思っていました。
(このクイズ……そもそもおかしいよ!)
「きっとぬいぐるみだモン♡ 縄文時代の子たちは、みんな土偶をだっこして寝てたんだモン♡ かたくてちょっと痛そうだモン♡」
むーもんが言うと、ジョモルイは「ざんねーん」と笑いました。
「むむむ……じゃあきっと『おもちゃ』だるん! 土偶で、おままごとをして遊んでたんだるん!」
「残念! いのるん、キミも土偶の一種じゃないのかい? まさか正解できないなんてね」
「るんっ……」
その言葉にショックを受け、座りこんでしまういのるん。ジョモルイはキザなポーズをとりながら正解を発表します。
「正解は『祈りの道具』だよ。まつりや儀式のときに使ったんだ。こんな簡単なことも知らないなんて……やっぱりこのドグウちゃんは、ボクのコレクションにふさわしいよ」
3人はうなだれました。ドグウちゃんを守れなかった……ショックで動けません。
でも──さんまるは、ちがいます。



























































































