ご当地キャラが大さわぎ☆東北はっけんミステリー!【宮城編 第2回】

伊達武将隊が動き出す!「むすび丸のおむすび屋さん」もえぎ桃

作家:もえぎ 桃

宮城・仙台といえば「伊達政宗」公。今回のカギをにぎるのは伊達武将隊⁉

ご当地キャラと行く東北ミステリー、宮城編第2回!

かわいい“ご当地キャラ”とめぐる東北の旅、宮城編はまだまだ続く!

ちょっと笑えて、ちょっぴりドキドキ──物語は思わぬ方向へ動き出します。

『トモダチデスゲーム』や『ブルーロック』のスピンオフ小説を手がける、仙台在住のもえぎ桃先生が描く今回の物語。

おいしい名物や歴史、今につながる宮城の魅力が、事件のカギに!? ご当地キャラと力を合わせて謎に挑む、第2回です。

【宮城】むすび丸のおむすび屋さん 第2回

前回までのあらすじ

おむすび屋さんのむすび丸は、日本一おいしいおむすびを決める「日本一はどれだ!? おむすび選手権大会」に出場することに!

「宮城のことを好きになってもらうには……?」むすび丸はたくさん悩んで、ついに大会のための“勝負おむすび”を完成させます。

いったいどんなおむすびを作ったのかな?

仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」。宮城のおいしいお米でふっくら炊き上げたおむすび顔に、三日月型の「伊達政宗公のかぶと飾り」が目印だよ!

承認番号07083号

ドキドキの前夜と、海のルビー

そして、いよいよ明日は大会です。

「う~、ドキドキする……」

「大丈夫、絶対優勝だよ!」

「そうよ、こんなにおいしいんだもの!」
 
みやこちゃんともりおくんが、むすび丸の“勝負おむすび”を試食しながら、早くもガッツポーズです。“勝負おむすび”は、ひとくち食べるとほろりとお米がほどけて、なつかしいような、やさしい味がお口の中に広がります。

「むすび丸のおむすび、たくさんの人に知ってもらいたいなあ」

「明日、がんばってね!」

「ありがとう!」

そう言って、二人は帰っていきました。
 
その夜、むすび丸はもりおくんの「たくさんの人に知ってもらいたい」という言葉を思い出していました。もっともっとたくさんの人に、宮城を知ってもらうには、どうすればいいんだろう?

(そうだ! 殿みたいに、SNSで発信してみようかな?)

むすび丸もSNSをしていますが、いつもは「本日のおむすびメニュー」の紹介しかしていません。そこで、こんなふうに呼びかけてみました。

──明日、『日本一はどれだ!? おむすび選手権大会』に出ます。応援よろしくお願いします!

すると、むすび丸のSNSを見ている人たちから、次々と応援のコメントが寄せられました。『すごい! がんばって!』『応援しています!』『めざせ日本一!』『楽しみ♡』

ひとつひとつのコメントを読んで、むすび丸の心がじんわり温かくなります。

(うれしいな。応援してくれる人たちのためにも、精いっぱいがんばるぞ!)

──みなさん、ありがとうございます。たくさんの元気をもらいました! キラキラの“海のルビー”で、優勝を目指します!

──『えっ、海のルビー?』『宝石のおむすび!?』『気になる~!』
 
どんなおむすびなのか、みんなワクワク、興味津々です。

(ふふふ。明日、ルビーの正体を知ったら、きっと驚くだろうな)

大会前におむすびの内容を書くことはできません。そこでむすび丸は、ある食材のことを「海のルビー」に例えたのですが……、これが原因で、むすび丸はとんでもない事件に巻きこまれてしまったのです。

ついに大会当日。だけど、問題発生……!?

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