夏休みのプレゼントに! 海の不思議や魅力が伝わる「海の名作絵本」3選[絵本の専門家が選出]

子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #22~海の絵本~ (2/4) 1ページ目に戻る

絵本コーディネーター:東條 知美

夏のお楽しみが満載のバスツアーにゃ~

夏といえば、やっぱり海。海水浴を楽しんだり、浜辺で砂遊びをしたり、雄大な景色を眺めたり……海へのお出かけを楽しみにしているご家庭も多いでしょう。

今回ご紹介するのは、そんな海を舞台にした絵本。とにかく楽しい夏のお出かけを描いたもの、ある夏の思い出を描いたもの、自然の脅威と優しさを描いたもの、あえてまったく違う角度から3冊を選んでみました。絵本を通してさまざまな海に出会い、お子さんの感性を育んでほしいと思います。

最初にご紹介するのは、6月(2026年)に発売されたばかりの新刊『ねこバスツアー』(アリス館)。ネコが大好きな絵本作家、くさかみなこさんと北村裕花さんコンビによる新作です。

バスツアー史上、これ以上ないくらいに夏のお楽しみがてんこ盛り! おいしいものを食べて、遊んで……子どもたちにとって夢のような一日を過ごせる、ネコたちのバスツアーを描いています。

『ねこバスツアー』(文:くさかみなこ、絵:北村裕花/アリス館)
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今日は、待ちに待ったバスツアー。夜明け前、「ミケネコかんこう」のバスにネコたちが乗り込んできましたよ。

最初に向かったのは、かつおぶし工場。いい香りにうっとりしながら工場を見学したあとは、売店でお買い物です。削りたてのかつおぶしがのった、ねこまんまを試食したり、かつおぶしの詰め放題に挑戦したり。どこか人間臭いネコたちに、思わず笑ってしまうことでしょう。

工場を出ると、次は人気の観光地「ねこじま」へ。名物「さかなのつかみどり」をしてお腹いっぱい魚を食べたら、夕方までは自由時間。海水浴を楽しみましょう。

浮き輪に捕まってぷかぷか浮かんでいる子、砂遊びをしている子、お昼寝をしている子……みんな、海の遊びを大満喫しています。とっても気持ちよさそう!

空が夕焼け色に染まるころ、向かうは最後の目的地、展望台「きんの まねきねこ」。そこでは、とことん楽しい夏の一日を締めくくるサプライズが待っていました──。

ネコたちとバスツアーを体験した気分になれる、夏休みのギフトにぴったりの一冊。わが子が小さかったころ、バスツアーに参加してすごく楽しかったことを思い出しました。絵本をきっかけにお子さんがバスツアーに興味を持ったら、一緒に参加してみるのもよいのではないでしょうか。

*読み聞かせ 3さいくらいから
*ひとり読み 5さいくらいから

少年とタコの言葉を超えた友情の物語

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