
ワンオペ育児のお父さんネコが大奮闘の『おんぶねこ』 絵本と縁遠いパパにも刺さってプチブレイク
自分とネコを重ねあわせてしまい……泣ける「令和の育児絵本」のココを読む!
2025.04.17

“全お父さんが泣いた” 令和のワンオペ育児絵本
みなさーん、絵本、読んでいますか?
今回は、とくに男性たちにうかがいます。
絵本を、自分以外の誰かに読み聞かせたりしていますか?
読み聞かせの経験なんて持ち合わせていないあなたにこそ、この絵本の出だしを声に出して読んでいただきたいのです! (画像を見ながら、どうぞ!)
「おれ、おとうさん」
「おれの こ、おんぶじゃ ないと なくねん」
そこに描かれているのは、ご覧のとおり、おんぶひもを解いて、そっと子ネコをベッドにおろしたお父さんネコと、それに気づいてギャン泣きする赤ん坊の子ネコです。
この3月末に刊行されたばかりの、お父さんネコのワンオペ育児を描いた『おんぶねこ』(殿本祐子・作)という絵本にブレイクの予感がしています。
発売から間もないというのに、絵本売り場の書店員さんたちからは「絵のクセが強い!」とか「パパの子育てを応援したくなる!」といった声があがり、その一方で、ふだん絵本とまるで接していない育児中のパパからも、「お父さんネコの育児に自分を重ねてしまって……」との声が寄せられ、まさに”全お父さんが泣いた”という状態になっているのです!
発売されて2週間とたたないうちに重版出来(じゅうはんしゅったい)と韓国での出版が決まり、出だし絶好調の「令和のワンオペ育児絵本」。講談社の絵本の編集部が、どのような意見がわきあがっているのか、そして読者はこの絵本のどういった部分に魅力を感じているのか、はりきって調査いたしました。