新幹線帰省歴10年超! ワンオペママが「子連れで新幹線にラクに乗る」7つのコツ

ママと未就園児2人で移動 ぐずらず電車で過ごす方法や情報収集についても伝授

⑥年齢別! ぐずらず過ごす方法

◆1~2歳は即席手作りシールブック

兄妹で100均のシールブックをやっているところ。「どうぶつえん」「たべもの」などバリエーションを替えて用意しておくのがおすすめです
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即席シールブックに貼るシールを選んでいるところ。

すぐに飽きてしまう、言葉も通じない、イヤイヤ期……。

思い出すのもつらい時期ですが、比較的ハマったのがシールブックです。100円ショップで買ったシールブックを何種類かやらせ、いよいよ飽きたときにはママの即席シールブックの出番です。

実はモンテッソーリ教育のシール貼りの応用版。点線で貼る場所を指定しても、自由に貼ってもらってもOKです。

その場で子どもの好きなものやリクエストされたものを書き、そこにシールを貼らせます。例えばトーマスを書き、目を貼ってもらったり、木を書いてりんごを実らせてもらったり。

下手でも大丈夫! その場でママが書いてくれるという実演販売のようなライブ感が子どもを惹きつけるようです。

0歳~1歳半くらいまでは駅の近くの公園やキッズスペースで1時間くらい体を動かし、移動中は寝かせる作戦をとったこともありました。うまく寝てくれればラッキー! ただ寝てくれなかった場合、母の体力&気力が削られるので諸刃の剣です。

◆3~5歳には文具の三種の神器

園で工作をやり始めたこの年齢は、折り紙・セロテープ・はさみの三種の神器が役立ちました。折り紙の本を見ながら折り紙をしたり、はさみやセロテープを使って工作をしたり。

それにも飽きたら丸めてちぎって食べ物を作っておままごとをしたり、恐竜を作って戦わせたりと興味に合わせて何でもできます。帰省先の祖父母へのプレゼントを作らせると、目標ができるからか完成させるまで静かにしてくれます。

おりがみの本を見て折るのに飽きたら、おままごと。ちぎってブロッコリー、丸めて卵焼き、ティッシュでおにぎり。

暇つぶしグッズは子どものリュックに入れて持たせると、ママも楽ですし子どもも張り切ってくれて一石二鳥です。

ちなみに息子はこのころ「あやとり」にはまっており、あやとりの本と毛糸1本で1時間集中していました。ハマれるものを旅行前から作っておくといいかもしれません。

◆年齢問わず、本はおすすめ

お世話になった、しかけ絵本たち。

『ぜったいに おしちゃダメ?』(ビル・コッター/著 サンクチュアリ出版)
『かくしたの だあれ』(五味太郎/作 文化出版局)

我が家の子どもたちはもう二人とも小学生。今ではそれぞれが自分の好きな本を読んで1~2時間は平気で過ごしています(振り返ってみればあっという間でした!)。息子いわく「文庫本なんてあんなに薄くて軽いのに、本の世界に入るとあっという間に時間が過ぎるからすごいよね」とのこと。

もちろん文字が読めるようになる3歳くらいまでは、小さな声で読み聞かせをしていました。寝る前は物語系をせがむ子たちでしたが、新幹線では『ぜったいに おしちゃダメ?』『かくしたの だあれ』のような双方向性のある本、リズムのよい本が喜ばれました。

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⑦本格ぐずりの前に 早めのクールダウン

このように新幹線内では、「ランチタイム」プラス「座席で工作や本」の合わせ技で時間を潰していましたが、それでもどうしようもないときがあります。

そんなときは執拗に席で静かにさせることにこだわらず、早めにデッキに出て体を伸ばしたり、景色を見ながらお話をしたりしてクールダウンします。本格的にぐずってからだと、もう何もやってくれなくなるので「早めに」がポイントです。

ママひとりでも大丈夫! 事前準備をして楽しい新幹線移動を

景色を見ながら「赤いもの」を見つけるゲームをしたり、お話を作ったりするのも楽しいです。

息子が生まれた11年前は、今ほど子ども向けアプリや動画などが充実していなかったので、今回ご紹介したアイデアもアナログ中心のものとなっています。いまだにデジタルよりアナログな我が家ですが、おかげでWi‐Fiがつながらない場所でも飽きずに快適に移動することができています。

とはいっても試行錯誤の連続。彼が1歳のときはハマるものがなく、新幹線の通路とデッキを1時間歩いて往復し続けました。でも今はそれもいい思い出。

本記事が少しでもこれから新幹線で子連れ帰省する方々の参考になれば嬉しいです。

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きたばやし ひな

北林 日菜

Hina Kitabayashi
AnyMaMa(エニママ)ライター

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。 AnyMaMa公式HP:https://anymama.jp/  X:https://twitter.com/AnyMaMaJP Instagram:https://www.instagram.com/anymama_official/

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