公共の場で子どもが騒いで困った経験6割強 対策を先輩ママに聞いた

知恵を絞り、アイテムを駆使し…今すぐマネできる実践的なアイデアを紹介

コクリコラボ

写真:アフロ
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今回のコクリコラボでは、「公共の施設や公共交通機関で子どもが騒ぐモヤモヤ」について子育てママを対象にアンケートを実施しました。

子どもを静かにさせられずに困った経験があるママはどれくらいいるのでしょうか? また、どのように子どもを静かにさせているのでしょうか。アンケート結果を確認してみましょう。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2023年8月7日~2023年8月21日インターネット上で実施。有効回答数は83件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)
※図書館や美術館、役所のほか、スーパーやレストランなどを含む「子どもを静かにさせなければならない環境」(「静かに過ごすべき環境」「静かにしたほうが良い空間」)全般を「公共の施設」としています。

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

6割強が困った「子どもを静かにさせられない」問題

コクリコラボアンケート

公共の施設や交通機関で子どもを静かにさせられず、困った経験が「ある」と回答したママが全体の45.2%と最多数に。「たまにある(20.2%)」とあわせて6割強が、困った経験があると回答しました。

9歳と3歳のやんちゃな男児2人を育てている筆者はこの結果を見て、「あまりない/ないを選択したママたちがこんなにいるなんて!」と驚いたのですが、みなさんはどう感じましたか?

ほかのママはどうしてる? 子どもを静かにさせる工夫の数々

つづいて、アンケートの質問「公共の施設や交通機関で子どもを静かにさせるための方法や、工夫している(いた)ことがあれば教えてください」に集まった回答をご紹介します。

1.事前に説明

・乗ってからでは遅いので、乗る前にどう過ごしてほしいか伝えるようにしている。

・理解できない年齢でも事前に説明する。

・どのくらいの時間電車に乗るのか、目的地はどこなのかを事前に説明し、どうすればいいのか約束をしてから乗車。

事前に子どもに説明しておく、どう過ごすか約束しておく……という回答です。

筆者はつい、うるさくした場合にどう対処するか? について考えてしまいがちなのですが、「うるさくしないように事前に準備しておく」アプローチもあるのだと気づかされました。

2.タイミングをはかる

・できるだけ機嫌のよいタイミングで行く。またはお昼寝したいタイミングで行く。

・だっこできる年齢ならば、移動中に寝てもらうようにします。

・新幹線移動では、お昼の時間を選ぶと30分くらいは食べていて黙るのでおすすめです。

タイミングや時間帯を見計らって行く、という回答も多く見られました。長距離移動はお昼寝の時間帯に合わせる、というママは筆者の周りにも多くいます。

3.グッズを持参・デジタルツールを活用

・お絵描きが好きだったので、お絵描き帳とクーピーはいつも持ち歩いて、一緒にお絵描きをしていました。なぞなぞや手遊びもたくさんやりました。

・ミニサイズの絵本を2~3冊、折り紙大小それぞれ30~50枚、ミニ色鉛筆セットなどをいつでもどこへでも持参して子どもが退屈しないように。

絵本やお絵かきセット、シール、折り紙など、静かに黙々と取り組めるアイテムを持参している人も多いようです。

・年齢に合わせてどんどんと味覚や興味がかわるので、持っていくお菓子を工夫したり、新しい絵本を準備するようにしていました。

・1~2歳のころはシールや新品のおもちゃ、3歳ごろからはタブレットで動画を見たり、アプリをしている。ラムネやグミなどのこっそり食べられるおやつを常備しておく。

持ち歩くアイテムは、本人の興味関心に合わせるのはもちろん、年齢によっても変化していくようです。子どもが3歳を過ぎたあたりから、動画鑑賞やアプリを解禁する人が多い印象でした。

持ち歩くお菓子については、ラムネ・グミ・チョコレートなど、食べカスが出ないものが人気のようです。

・普段はNGにしているYouTube動画を完全解禁しています。大人の都合で申し訳ないと思いますが、周囲への影響や親のメンタルを考慮するとやむを得ないと判断。

・タブレットとゲームをもっていく。普段は耳に悪そうで付けませんがイヤホン常備です。

動画やアプリ、ゲーム機で時間をつぶしているという回答も数多く集まりました。

筆者はこれまで、デジタルツールで子どもを静かにさせることに少し抵抗を感じていたのですが、たくさんのママが活用していると知って気持ちがラクになりました。

・長女が1歳ぐらいのときに飛行機にのせなければいけないときは、緊張しました。搭乗前に、ひたすら体を使って遊ばせて、いい感じにお腹もすかせて、搭乗する前ぐらいでお腹いっぱいにさせて、飛行機で眠らせるように時間配分にはすごく気をつかいました。

起きたら飲みものや食べものを与えて、機嫌を損ねないようにし、また起きている数時間は好きな動画を無音で見せたりしました。


「1歳児と飛行機」というハードなミッションを経験したママが、体験談を詳細にシェアしてくれました。搭乗前の緊張感が、手に取るように伝わってきます……。

フライト中に寝てもらうための努力や起きている時間の対応方法が具体的で、参考になりますね。

・ルールが守れる年齢になるまでは、極力連れていかない。

・双子で一人では連れだせず、なかなか出かけることができませんでした。

「できる限り行かない」「あまり出かけられない」という本音も。

子どもが騒いで周囲に迷惑をかけたり、肩身の狭い思いをしたりするくらいなら、なるべく公共の場は避けておこう……という気持ち、共感します。

タイミングをはかる、グッズを持参する、事前に伝える…さまざまな工夫を取り入れてみて

今回のアンケートには、ママたちから今すぐ使える実践的な工夫がたくさん集まりました。できる限り網羅的にご紹介できるよう努めましたが、取り入れられそうなものは見つかりましたか?

子どもと公共の施設や公共交通機関を利用するのは、ときに気が重いこともあるでしょう。ご紹介した工夫の数々が、みなさんの参考になることを願っています。

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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