子連れ映画鑑賞でママが見つけた「映画に集中できる5つの対策」

2児ママが実践した映画館でゆっくり映画を楽しむための「あの手この手」を大公開

大成功! 子連れ映画館対策

ここからは、大成功だった対策を紹介します。

おうちの「映画館ごっこ」で予行練習

映画館のルールを教えるために、おうちで「映画館ごっこ」を開催しました。

テレビの前にイスを並べ、いつもはダイニングテーブルでしか食べないお菓子とジュースをセッティング。見慣れたテレビですが、部屋を少し暗くして映画館らしさを演出します。

映画を観る前には「トイレに行っておこう」と伝え、おしゃべりをしだしたら「映画館では静かにするんだよ」と伝え、映画館での基本ルールを教えます。

実際に体験することで、ルールの理解がより深まったように感じました。

100円ショップで購入した「蓋付きプラスチックカップ」が映画館らしさを演出してくれます。
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時間に余裕をもって映画館に到着

失敗から学び、時間に余裕をもって映画館に到着します。

個人的な目安は、上映時間の30分前。30分あれば、売店が混んでいても心穏やかに並ぶことができ、グッズ売り場をみる余裕さえあります。

なにより、「早くして!」と子どもを急かすこともないため、上映前のワクワクする気持ちも存分に楽しめます。

時間の余裕があれば、ジュース選びに少々時間がかかったとしても平常心を保てます。

座席は最後列を確保

上映中にじっとできないことを前提とし、座席は最後列を確保します。

ベストポジションは、通路の突きあたりの最後尾席。

通路の突きあたりの最後尾席は、予約時にすでに埋まっていることもあります。子連れには人気座席なのかもしれません。※写真は上映前に撮影したものです。

後ろに座っている人がいないため、上映中に立ったり座ったりしても、周囲への迷惑が最小限ですみます。

この座席の最大のポイントは、目の前が通路なこと。

トイレ離脱する場合も、ほかの人の前を横切ることなく退場できます。さらに、視界を遮るものがないためスクリーンが観やすく、足をバタバタしても前の座席を蹴ってしまう心配がありません。さまざまなリスクを回避できる「神席」です!

映画館によって座席配置は異なるため、この「神席」がないこともあるようなのですが、ある場合は迷わず確保することをおすすめします!

トイレは上映前に必ず行く

基本中の基本ではありますが、上映前には必ずトイレに行きましょう。

トイレに行っておこうと誘うと、子どもは「家で行ったから大丈夫!」「出ない!」と言います(その言葉にだまされないで)。行きたくなくても行っておくのが、トイレ離脱の防止策です。

食いしん坊な我が子は「ポップコーン食べるから手も洗っておこうか!」と声かけをすると、比較的スムーズにトイレに行ってくれます。

ジュースもポップコーンもSサイズ

ポップコーンはSサイズをひとりひとつずつ購入して、きょうだい喧嘩を回避します。ジュースもSサイズで十分です。

本当は、ポップコーン&ジュースのMサイズセットがお買い得なんですけどね……。

ポップコーンは塩派の娘とキャラメル派の息子。※写真は上映前に撮影したものです。

子連れには持ち込みOKな映画館がおすすめ

スマホを見せたりお菓子を食べさせたりといった、王道の子連れ対策ができないのが映画館の難点。

基本的に、映画館は売店で購入したもの以外の飲食物は持ち込み禁止なのですが、飲食物の持ち込みができる映画館もあります。

上映中に子どもがぐずるかも……という不安がある場合は、飲食物の持ち込みができる映画館を選ぶのもおすすめです。

とはいえ、周囲の迷惑になる匂いの強いものや音が出るものなど、マナー違反にならない飲食物を選びましょう。

映画館で食べるなら、子どもがひとりでも食べることができ、こぼす心配もない、棒付きのお菓子がおすすめです。

バラバラと散らばるお菓子は、こぼしたときに大惨事です。

心の余裕があれば子連れ映画館も楽しめる

ママが映画に集中するための、子連れ映画館対策を紹介しました。

イライラしそうなことや起こりうるであろうハプニングを事前に予測し、先手を打っておくことで、子どももママも映画に集中できます。何ごとも心の余裕が大切ですね!

子連れ映画館を攻略できたことで、子どもたちと映画の感想を話し合ったり、次に観る映画を決めたりなど、楽しみも増えました。これからも子どもたちと一緒に映画館へ出かけ、いろんな映画を観たいと思っています。

この記事がこれから子連れ映画館に挑戦したい方や、子連れ映画は親が疲れるだけと感じている方の参考になれば嬉しいです。

※写真はすべて撮影:垣内千夏

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かきうち ちなつ

垣内 千夏

Chinatsu Kakiuchi
AnyMaMa(エニママ)ライター

2歳差の兄妹(2016年、2018年生まれ)を育てる母。夫の転勤に同行して全国を転々としている転勤族。2人目の出産を機に、フリーランスライターとして活動開始。ライフスタイルやビジネスなど、さまざまなジャンルの記事制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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