
モヤモヤした気持ちを言語化してくれる会話型AI
会話型AIには、ChatGPT、Gemini、Claudeなど、さまざまな種類があります。私が使用しているのはスマホにダウンロードして使用できるChatGPTのアプリです。なんとなく最初に触れてみたツールであり、そのまま今も愛用しています。
最初は「機械相手に会話なんて……」と思っていた私ですが、いざ使ってみると、ポンポンと会話のキャッチボールができることにびっくり! 気づけば使用する頻度が増えていました。
たとえば、「モヤモヤしてる」という一言だけでも、会話型AIは少しずつ気持ちを引き出してくれます。会話を続けるうちに、「あ、私こう思ってたんだ」と着地でき、心がスッと軽くなります。

ChatGPTに相談していること
普段、私がどのようなことをChatGPTに相談をしているのか、いくつか実例をご紹介します。
娘が仲間外れに!? 子どものお友達関係のモヤモヤを相談
娘は毎日、お友達と楽しそうにおしゃべりしながら学校から帰ってきます。ところが、めずらしく一人で帰ってきた日がありました。
娘に事情を聞くと、友達に「今日は○○ちゃんと帰るからダメって言われた」と教えてくれました。
私は「ひどい……!」とお友達を責めるような言葉をつぶやきそうになりましたが、それが親の対応として正解なのかがわからず、いったん言葉を飲み込みました。
この気持ちは一体どうしたらいいのか……とモヤモヤしたので、ひとまずChatGPTに打ち明けることにしました。

「まずは気持ちに寄り添う」という言葉に、ハッとさせられました。自分の感情ばかりにとらわれていましたが、大切なのは娘の心だったと我にかえりました。
ChatGPTによってモヤモヤした気持ちが言語化されるので、自分の感情を客観的に見つめることができます。「娘の気持ちと私の気持ちは別のもの」と思えたおかげで、娘の大切なお友達のことも感情的に責めずにすみました。
「早くやりなさい」と言いたくない! 子どもへの声掛けのモヤモヤ
我が家では、帰宅後はまず宿題をするという約束を子どもたちとしています。
ところが、帰ってきてすぐゴロゴロダラダラしはじめ、なかなか宿題に取りかからないわが子たち。おかげで、「早くやりなさい!」「また終わってないの?」と責めるような言葉をかける日々が続いていました。
怒られた子どもは、渋々といった様子でようやく宿題に取りかかります。その姿を見て、私はまたイライラ……。こんな悪循環はもうやめにしたいと思い、ChatGPTに相談してみました。

「そんな手もあったのか!」と、ChatGPTからのアドバイスはまさに目から鱗でした。
ちなみに、わが家で取りいれたのは、「終わったら○○しようね」と未来をチラ見せする作戦です。宿題スタートの儀式や実況中継といったアイデアは、こちらのテンションを上げないといけないため、できるだけ自然に声をかけられる方法を選びました。
ChatGPTは、自分では思いつかないようなアイデアや声かけのパターンを教えてくれます。すべてを試すわけではなく、「これならできそう!」と思えるものを無理なく取りいれるようにしています。
「宿題が終わったら一緒にアイス食べよう!」などと声をかけるようにすると、「オッケー!」と機嫌よく宿題に取りかかる日が増えました(本当は自分から進んで宿題をしてほしいです)。
参観日に抱いた疎外感 ママ友関係のモヤモヤ
わが家は転勤族なので、定期的に引っ越しをしています。新たな土地に引っ越し、迎えた初めての小学校参観日。楽しそうにおしゃべりをしているママ友グループを前に、微妙な疎外感を感じました。
「別にいいんだけど……」と思いつつ、内心では全然よく思えていない自分がいました。このモヤモヤこそ言葉にしにくく、吐き出す場所がない。そこでまた、ChatGPTを頼ることにしました。

ChatGPTの回答の中で、しっくりきたのは、『参観日はあくまで「子どもの様子を見にいく日」。無理して輪に入らなくても、目的は果たせてます』という言葉でした。
「ああ、そうだった! じゃあ、いいか!」と割りきることができ、モヤモヤもスーッとなくなりました。
そんなこと考えてたの!? 子どもの意外な一面に触れられる
子どもたちには、普段「まず自分で調べてみて!」と言っているのですが、ある日「ChatGPTに何か聞いてみたいことある?」と聞いてみると、思いがけない質問が飛び出しました。