
放課後遊びで実際に起きたトラブル事例
帰ってこない・どこに行ったかわからない
公園に行ったはずが時間になっても帰らなかった。心当たりを探したり、友だちの家に連絡をしたが見つからなかった。結局は、連絡した家とは違う友だちの家にいたため、早く見つけることができなかった。
ママの心境を考えると、胸がギュッと締めつけられるトラブル事例です。帰りが遅いと、「何かあったのではないか」と不安が頭をよぎります。
17時まで遊ぶ予定がはしゃぎすぎて、18時まで遊んでいたことがありました。世のなかのニュースの話をして、しっかりと理解してもらいました。
子どもが巻き込まれる事件や事故のニュースを聞かない日はないぐらいです。なぜルールを守らなければならないのかをしっかり伝えることが大切ですね。
ケンカなどはないのですが、学校帰りにお友だちと遊んでいて、なかなか帰ってこなかったり……。公園での待ち合わせも、近所には5号公園、6号公園など数字がつく名前の公園ばかりなので、どの数字の公園で待ち合わせたのか、あいまいになることもありました。子どもたちの会話のなかで「俺の家は8号が近いけど、今日は6号で遊ぼうな!」「5号にもし人が多かったら、4号で集まって、そのあと6号に移動な!」など、数字が飛び交うことがあり……誰がどの公園にいるのか分からなくなることもありました。
暗号のような約束の内容に、思わず何度も読み返してしまいました。子ども同士はわかっていても、ママが理解できていないということは、案外ありがちなのかもしれません。
お友だちを注意できない・𠮟れない
公園が近い家に住んでいたとき、トイレがない公園だったためやむを得ず貸すのが本音では嫌だった。知っている子ならよいが、知っている子の友だちにも貸してほしいといわれたこともあり。生理現象なので致しかたない、と思うしかなかった。
親の連絡先を知らない子で、私自身がどのような子か知らない子が遊びに来た際に、一般的に解散の時間としている17時を過ぎても帰ろうとしなかったり、家の中や敷地内で乱暴なことやマナー違反と感じるような態度の子がおり、対応に困りました。
我が子には注意できても、お友だちとなると厳しくいいづらいものです。注意もできず、かといって見過ごすこともできない……。モヤモヤだけが残ってしまいます。
座談会に参加したママからもこんなお話がありました。
子どもたちの中で「遊びに行ってもいい」というお家と見なされるようになってしまった。楽しく遊んでいるので今のところ注意したりはしていないが、初めての知らない子がいきなり家に来たり、土曜日のお昼ごろに来たりもするので、さすがに気になりはじめた。お友だちに聞いてみたら親もいいよ(行っていいよ)といっていた、との返答を聞いて「親は知らない家に遊びにいくことをどう思っているのだろうか」とモヤモヤしました。
子どもが知らない友だちのおうちに遊びに行くと言い出したときは、迷惑にならないか、子どもによくよく確認し、それでも心配なときは相手先の親にも確認したいものですね。
友だちが面白がってピンポンダッシュするようになってしまい、仕事に支障が出たので集めて𠮟りました。続くようなら親に連絡も考えています。そういうとき親同士の連絡先が繫がっているのは大事かなと思いました。
一方で、いけないことをしたらお友だちにも注意した、というママもいます。勇気が必要ですが、「いけないことはいけない」と伝える姿勢も大切です。

ものを取った・取られた
息子の小学生時代はカードゲームが流行っていたため、カードを取った取られた、レアカードを自慢され羨ましくなり親のお金に手を出そうとしたなど、いろいろありました。基本的に無理矢理交換させられたときなどに関しては、なるべく角がたたないように相手の親御さんと話して解決したり、まったく知らない子に持っていかれたりしたときには、息子自身の管理も悪かったのでは? と息子を諭したりしました。
一番後味の悪いトラブルはカードゲームのプレミアムカードを息子に貸して帰ってこないといわれ弁償したこと。
どうしても重たいトラブルになりやすいのが、ものの貸し借り。ちょっとした行き違いから「貸した」「借りた」が「取った」「取られた」にすり変わり、思わぬトラブルに発展することもあるようです。親としてどこまで介入すべきなのかも、悩ましいところですね。
お金の使いかた
ショッピングセンターへプリクラを取りに行ったりして、お金をつかいすぎている。
トラブルとまではいきませんが、お友だちがお金を持ってお店に一緒に行きお菓子などを買い、一緒に食べたことを知ったとき。
子どもはお金について、大人ほど重く考えていないからこそ、トラブルが発生しやすいのかもしれません。将来のためにも、正しいお金の使いかたを伝えていきたいですね。
先輩ママが教えるリアルな対策
避けては通れない放課後トラブル。実際にトラブルを経験したママたちは、どう乗り越えてきたのでしょうか。