たとえば……
意味:運を天にまかせて、大勝負に出ること
解説:「乾」と「坤」は易という占いの用語で、それぞれ天と地をあらわす。「一擲」とは一回投げること。
「乾坤一擲」で、「天地をかけてさいころを振る」、つまり「世界をかけて運任せの大勝負をする」という意味になる。
漢の劉邦(りゅうほう)は楚の項羽(こうう)と停戦をしたはずなのに、馬のむきを変えて攻撃した、という故事からできた言葉。
なかなか卑怯な劉邦だけど、このときは韓信(かんしん)とうまく連携がとれなくて、項羽に反撃されている。
例文:選手をすべて攻撃にまわして、乾坤一擲の勝負に打ってでた。