「探偵・ナゾトキ」が子どもの知的好奇心を刺激する!【低学年〜思春期】おすすめミステリー本

出版ジャーナリスト・飯田一史が教える 子どもの成長とミステリーの世界 (3/4) 1ページ目に戻る

出版ジャーナリスト:飯田 一史

『夢水清志郎』『怪盗クイーン』『都会のトム&ソーヤ』シリーズ

小学校中高学年くらいになると、物語にはジャンルというものがあって、自分はどうもミステリーが好きらしい、と気づく子も出てきます(もちろん、ジャンルについての意識はもたないながらも、名探偵が活躍する物語を好んでいる子もたくさんいます)。

ミステリーの名探偵たちはたいてい変わり者です。ダメ人間だったり、人の言うことを聞かなかったりします。でも、えらそうにしている大人でさえ解けないナゾをあざやかに解いてみせます。そんなミステリーにめざめつつある小学生が絶対に通ると言っても過言ではないのが、はやみねかおる作品です。

普段はぐうたらな教授が、推理にかけては超一流というシャーロック・ホームズ系の探偵ものの流れにある『夢水清志郎』シリーズ。

性別も年齢も不詳な怪盗クイーンが、絶対不可能に思える秘宝を盗み出すという、怪盗ルパン系の流れにある『怪盗クイーン』シリーズ。

至高のゲームづくりをめざす少年たちが、現実世界を舞台にしたさまざまなゲームに挑戦しながらナゾを解く『都会のトム&ソーヤ』シリーズ。

ほかにもはやみね作品はたくさんありますが、まずはこのあたりから入るのがオススメです。

『探偵チームKZ事件ノート』シリーズ

女子なら中学受験塾で出会った少年少女が、それぞれの得意科目の知識を活かしながらナゾを解く『探偵チームKZ事件ノート』。タイプの違う少年たちがたくさん登場して主人公の少女に迫るのも読みどころです。

『浜村渚の計算ノート』作:青柳 碧人

子どもには勉強要素がちょっとでもあるものを読んでほしいという大人や、算数好きの子には『浜村渚の計算ノート』がオススメ。

『浜村渚の計算ノート』作:青柳 碧人/絵:桐野 壱(講談社)
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毎回算数・数学を使ったネタが織り込まれています。

『流星の絆(上)』作:東野 圭吾

感動する話、泣ける話が好きだという子には東野圭吾『流星の絆』の講談社青い鳥文庫があります。

『流星の絆(上)』作:東野 圭吾/絵:456(講談社)

『名探偵ホームズ』『怪人二十面相』

青い鳥文庫には『流星の絆』のように、もともとは大人向けで出ていたけれども、小学生でも読めるようにルビを振ってイラストを付けたミステリーもいくつかあります。

また、クラシックなミステリーで小中高生の永遠の定番と言っていい『名探偵ホームズ』(シャーロック・ホームズ)や江戸川乱歩の『少年探偵団』『怪人二十面相』もあります。

ひさしぶりに読んでみたいという大人も、実は読んだことがないという大人も、子どもといっしょに読むのもいいと思います。

『名探偵ホームズ 赤毛組合』著:ア-サ-.コナン・ドイル/訳:日暮 まさみち/絵:青山 浩行(講談社)
『少年探偵団』著:江戸川乱歩/絵:庭(講談社)
『怪人二十面相 (新装版)』作:江戸川 乱歩/絵:庭(講談社)

何十年も読まれてきた作品は、やはりそれだけ読ませる力があります。

マンガからミステリーに入りたいときは……

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