4男4女10人家族のパパ・小児科医ゆび先生「朝ごはんも学校準備も子どもにやらせる」失敗から自立させる子育て
8児のパパ小児科医・ゆび先生インタビュー#2~10人家族の暮らし~
2024.11.25
小児科専門医・インフルエンサー:ゆび先生
ゆび先生:基本的に分担はしていません。僕は平日に家を空けることが多いので、その間の家事育児はほとんど妻が担ってくれています。ありがたいですね。
僕が家にいるときはできるだけ家事育児に参加して、お互い得意なことを得意な人がやればいいね、と自然に分担しています。あとは外部サービスをうまく利用しながら補うような感じです。
僕は、自分が生きるうえで必要なことは全部自分がしなければならない、という考え方なんです。自分のごはんを作るのも、片付けるのも、衣類を洗うのも、子どもの世話も、本来はぜーんぶ僕がしないといけないよね、って思うんです。
子どもは自分がほしくて作ったんだから、子どもの世話も僕がやるべきです。だから妻が食事を作ってくれたり、洗濯してくれたり、子どもの面倒を見てくれていることに、そもそも感謝しないといけないなと思っていて。家事を手伝ってくれる子どもたちにも感謝です。
逆に妻の立場からすると、「私が全部うちのことをしなきゃいけない」と思っているみたいです。それを僕や子どもたちが手伝うことに対して、感謝の気持ちを持ってくれているそうです。
──家の中でも感謝の言葉が飛び交っているのでしょうか。
ゆび先生:そうですね。些細なことでも「ありがとう」ってよく言い合っています。パン焼いてくれてありがとう、ビールを買ってきてくれてありがとう、栓をあけてくれてありがとう、ってね。だからお互いに家事育児をしてくれないことへの不満はなくて、やってもらえたら一つずつが感謝になるんです。
うちの子たちも、親に何かやってもらえなくてイライラするということはあまりないと思います。例えば上の子たちの送迎に関していうと、基本的に自分で行って帰ってくることが当たり前なので、雨で送ることがあると「ありがとう」って言いますね。自分が行きたくて行っている塾や習い事なので、送ってもらうのが当たり前とは思っていないんです。「ありがとう」と言い合うパパとママの背中を見て、自然とそう育ってくれたんだと思います。
スイミング教室の送迎は毎日あって、妻は1日4往復してくれています。でも嫌々やっているわけではなくて、子どもたちが毎日一生懸命練習して楽しく帰ってくるのを応援するのが楽しいそうです。
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「自分のことは自分で」が自立につながる
──ゆび家には保育園児が4人、小学生2人、中高校生が2人いますが、朝からバタバタしそうですが?