失敗しない! 近藤幸子考案おやつ「ケークサレ」と「ミルクゼリー」

人気料理研究家・近藤幸子さん「子どもを育むおやつの魔法」#3

近藤 幸子

甘みは練乳だけ! カンタンおいしい「ミルクゼリー」

2品目は、練乳のコクのある甘さが広がる「ミルクゼリー」。溶かしたゼラチンと材料を混ぜ、冷やすだけで簡単に作れます。テーブルナイフを使える子どもなら、メロンのカットをお願いしても。

「ソースは、桃やブルーベリー、柿、いちごなど、好みのフルーツで作れます。やわらかいフルーツなら、砂糖、レモン汁と一緒にポリ袋に入れて、揉んでソースにしてもいいですよ」(近藤さん)。

ソースは、メロン以外のフルーツでアレンジOK。フルーツ、砂糖、レモン汁の分量は、メロンのソースと同量で作れます。  写真:深澤慎平

【材料】
プリンカップ3個分

・牛乳 300cc
・練乳 大さじ4(80g)
・粉ゼラチン 5g
・水 大さじ2

【メロンのソース】
・メロン 150g(もしくは好みのフルーツ)
・砂糖 大さじ1
・レモン汁 小さじ1/2
※メロンは1cm角に切り、砂糖、レモン汁と混ぜ合わせ、冷蔵庫で10分ほど冷やしておく。

【作り方】

①    ゼラチンを分量の水でふやかしておく。

②    小鍋に100ccの牛乳を入れ、沸騰直前まで温める(600Wの電子レンジで50秒温めてもよい)。火を止めたら①のゼラチンを加えて溶かし、練乳、残りの冷たい牛乳を加えてよく混ぜ合わせる。

③    プリンカップに注ぎ入れ、冷蔵庫で3時間ほど冷やす。【メロンのソース】をかけていただく。

ママライターが3歳娘と挑戦!~ミルクゼリー編~

小鍋で温めた牛乳に、材料を順番に加えて混ぜます。小鍋の扱いにさえ注意すれば、3歳児でも問題なくクリア。
プリンカップの代わりに、100均で購入した脚付きのデザートグラスにIN。こぼしたときに備えて、グラスはバットの上に置くと安心。あとは冷蔵庫で固まるのを待つだけ。簡単すぎ!
スーパーで購入したカットフルーツをベースに、メロンのカットに挑戦。やや危なっかしいですが、大人がフォローしながら、小ぶりのチーズナイフで慎重に。「切れたよー!」と本人は大満足。
砂糖とレモン汁でマリネ。2色のメロンのソースができました。
ブルーベリーのソースも作ってみました。冷凍ブルーベリーと砂糖、レモン汁を袋に入れてモミモミ。「冷たいけど、楽しい~~!」。
3時間後、完成したミルクゼリーにメロンのソースをかけます。3歳児でも上手にできました!
ポリ袋で作ったブルーベリーのソースもかけて、ジャーン! 3種類のミルクゼリーのでき上がり。「プルプルでおいしいよ~!」

全3回でお届けした近藤幸子さんのインタビュー、いかがでしたか?

幼児期のおやつは“4回目の食事”とも言われ、エネルギーや栄養などを補うために不可欠だと言われています。でも、それ以上に大切なことは、親子で楽しい時間を過ごすこと。一緒に作ったおやつは、いつもよりもっと“おいしい記憶”として刻まれるはずです。近藤さんのおやつレシピ、ぜひ作ってみてくださいね。


取材・文/星野早百合

第1回 人気料理研究家に教わる「おやつ選びの工夫」
第2回 「おやつの時間」をワクワクさせるスゴいアイデア

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こんどう さちこ

近藤 幸子

料理研究家・管理栄養士

料理研究家、管理栄養士。料理教室『おいしい週末』主宰。宮城県・仙台市の料理学校でアシスタントと講師を務めた後、独立。2004年に東京へ拠点を移してからは、雑誌や書籍、テレビ、WEBサイトでも幅広く活躍する。仕事と子育てを両立する中で生まれた、簡単でおいしいレシピが人気。『「さ・し・す・せ・そ」だけでできる黄金比レシピ』(ワン・パブリッシング)、『調味料ひとつでラクうまごはん』(PHP研究所)をはじめ、著書多数。 ●おいしい週末 Instagram  @oishisyumatsu

料理研究家、管理栄養士。料理教室『おいしい週末』主宰。宮城県・仙台市の料理学校でアシスタントと講師を務めた後、独立。2004年に東京へ拠点を移してからは、雑誌や書籍、テレビ、WEBサイトでも幅広く活躍する。仕事と子育てを両立する中で生まれた、簡単でおいしいレシピが人気。『「さ・し・す・せ・そ」だけでできる黄金比レシピ』(ワン・パブリッシング)、『調味料ひとつでラクうまごはん』(PHP研究所)をはじめ、著書多数。 ●おいしい週末 Instagram  @oishisyumatsu