マンネリ打破! 「おやつ時間」をワクワクさせるスゴいアイデア集

人気料理研究家・近藤幸子さん「子どもを育むおやつの魔法」#2

小学2年生のころには、すでにひとりでお菓子作りをしていたという近藤さん。「褒めてもらうとうれしくて、やる気が出ました」(近藤さん)。  写真:深澤慎平

「いつも同じおやつでマンネリ気味」「子どもの友達が遊びにきたとき、どんなおやつを出そう?」。

多数の著書を上梓する人気料理家で2児の母・近藤幸子さんが、おやつにまつわるママの“あるある”なお悩みに答えてくれました。近藤さんのおやつ時間をより楽しむためのアイデア、おもてなしの工夫とは?

おやつを一緒に作って“イベント化”

近藤さん「3~4歳以降になると、ママのお手伝いに興味を持ちはじめるころですよね。時間に余裕のあるときは、子どもと一緒におやつを作りました。出かけられない雨の週末は、持て余した時間をおやつ作りにあてていましたね。

よく作ったのは、クッキー。簡単ですし、伸ばしたり丸めたり、型で抜いたり、遊び感覚で作れます。好きな具をのせて焼くピザも好評でした。ピザはしっかりめのおやつで栄養もとれますし、ピザ生地をこねる作業って、粘土遊びに似ていて楽しいんでしょうね。

未就学の子どもでも、お手伝いできることは意外とあります。計量もしっかりやってくれますし、切りものをやってみたい子も。さすがに包丁を持たせるのはまだ怖い年齢ですが、テーブルナイフなら安心です。りんごや桃などの柔らかい食材なら、上手に切れると思いますよ。

フライパンを扱うことにも憧れがあるので、大人が隣で見ていられるなら、混ぜたり炒めたりを少し体験させてあげてもいいかもしれませんね」

「ステイホーム期間中には『白玉が食べたい』と言って、子どもたちふたりで作ることもありました」と、近藤さん。  写真:深澤慎平

おもてなしで人気は「自分で盛り付けるケーキ」

――お子さんのお友達やママ友が遊びに来たときの“おもてなしおやつ”について。好評なのは、どんなおやつでしょう?

近藤さん「ひとりひとり、自分のお皿に好きなように盛り付けて完成させるケーキは、子どもも大人も盛り上がります。

天板でスポンジケーキを焼いて、ひと口大に切り、たっぷりの生クリーム、季節のフルーツを数種類、用意するだけ。あとは、それぞれがお皿に盛り付けます。

子どもと大人で作り分けなくてもいいし、デコレーションの手間もなくて、私もラク(笑)。それでいて、喜んでもらえます。チョコレートやアラザン、ココアパウダーなどがあると、より華やかに仕上げられますね」

セルフで盛り付けるケーキなら、自分で食べたい量を調整できるメリットも。プレートも柄違いに。  写真提供:近藤幸子
こちらは特別感のあるパフェバージョン。ホイップクリームの絞り器があると、より本格的。  写真提供:近藤幸子
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