星野源が下野紘にアドバイス!?　 杉田智和・釘宮理恵が主題歌のコーラス秘話を明かす

ここで、サプライズで登場した声優３人から、収録についてのお話を伺うことに。釘宮理恵さんは「この映画の美術部に、高校のときの同級生が偶然いて、撮影でつかわれていたセットを見学させてもらいました。作り込まれていてすごかった！」と、映画がもたらした素敵な再会を話しました。

下野さんは「自分のキャラクターがVFXになって、実写のみなさんと共演する機会は、なかなかないことなので新鮮でした。おもしろかったのは、口元を撮影して、資料としてつかわせてくださいと言われたこと。すごく不思議な気持ちで『口をもっとあけたほうがいいのかな？』とかいろいろなことを考えながら収録しました」と、VFX映画ならではのエピソードを話しました。

杉田さんは「もともと山崎貴監督の作品が気になっていたので、声をかけてもらってうれしかった」のだそう。また「夏休みに、家族でみられる作品にかかわれることが、とても光栄。幸せをかみしめています」と「ゴーストブック おばけずかん」に関われたよろこびを語りました。

また、今回の映画の主題歌である、星野源さんの「異世界混合大舞踏会 （feat. おばけ）」には釘宮さん、下野さん、杉田さんがコーラスとして参加しています。釘宮さんは「収録のときに、最初はメロディにそって歌っていたんですけれど、最後のほうは『盛り上がって、ノリノリで叫んじゃおう！』と星野さんがディレクションしてくださいました」と楽しそうな現場の様子を伝えました。

それに対し、下野さんは「僕も一回ノリノリでやってみてとアドバイスをもらって、やってみたら『楽しい気持ちはめっちゃ伝わってきたんですけど、今度はちょっと抑え目で……』と星野さんに言われました（笑）。できあがった曲を聞いたら、やはり抑えたほうがつかわれていて。相当主張が強かったんでしょうね」と収録でのやりとりを振り返りました。

杉田さんは「他でもない星野源さんからのオファーだったので、即答でやると決めました。ただ、おばけって歌歌うのかな、って疑問が浮かんできて。というのも子どもの頃、某妖怪アニメのキャラクターソングCDの解説に『妖怪は歌詞の通り歌わない恐れがあります』と書いてあった。今回もその注意書きを添えて、自由にできるかなと思ったら、まさかのコーラスでの参加でした（笑）」と話し、会場を沸かせました。

釘宮さん、下野さん、杉田さんがコーラスでも参加している、星野源さんの「異世界混合大舞踏会 （feat. おばけ）」。サビの部分に振り付けがついた「おばけダンス」は、キャストがTikTokなどのSNSでダンスを披露し、話題となっています。

今回は、声優さんたちに感謝の気持ちを込めて、子どもたちが「おばけダンス」を踊ることに。今回も声優さんの登場という、まさかのサプライズがありましたが、子どもたちは堂々とダンスを踊りきることができました！

ダンスをみた釘宮さんは「思っていたよりも、早くて難しそう！　すごかった」とリアクション。下野さんは「始まる前は、親心みたいにドキドキしていましたけど、完璧でしたね」と子どもたちのダンスを賞賛しました。また、杉田さんは「真似しようとおもったけど、全然できなかった。もう一回研究します」と話しました。

神木隆之介さんは「キレッキレでした！　僕もダンスを練習したけれど、すごい難しい。会場にも真似してくれている子がいて、みんなに浸透しているのがうれしい」と笑顔をみせました。

最後に、城 桧吏さんから締めの挨拶。「本日は、お越しいただきありがとうございます。声優さんたちがきてくださるという、まさかのサプライズでしたが、とてもうれしかった。最後の舞台挨拶も、心から楽しめたなと思います！」と話しました。

これにて舞台挨拶は終了！　子どもたちは３回目の舞台挨拶に続き、今回もサプライズがありましたが、ハッピーなリアクションとダンスで、無事に舞台挨拶を終えることができました。そんな４人と、豪華声優陣がおばけとして活躍する「ゴーストブック おばけずかん」は、まだまだ映画館で公開中！　この夏を彩る、最高の思い出になること間違いなしの映画です。

撮影／嶋田礼奈
取材・文／山口真央