新垣結衣が子どもたちの撮影を支えたアドバイス キャストの「忘れられない思い出」とは

映画「ゴーストブック おばけずかん」公開初日 舞台挨拶レポート

映画「ゴーストブック おばけずかん」の公開初日舞台挨拶に登壇したキャストと監督のみなさん。前列左からサニーマックレンドンさん、柴崎楓雅さん、城 桧吏さん、吉村文香さん、山崎貴監督、後列左から、神木隆之介さん、新垣結衣さん。
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7月22日金曜日、都内で映画「ゴーストブック おばけずかん」の公開初日舞台挨拶が行われました!

舞台挨拶に登壇したのは、今回の映画で主人公をつとめた、城 桧吏(じょう かいり)さん、柴崎楓雅(しばざきふうが)さん、サニーマックレンドンさん、吉村文香(よしむらあやか)さん。そして先生役の新垣結衣さん、謎の店主役の神木隆之介さん、映画を手がけた山崎貴監督が舞台に並びました。

本映画3回目となる舞台挨拶では、大人と子どもたちのサプライズ合戦! はたして、両者のサプライズは成功したのでしょうか!? 舞台挨拶のすべてを、完全レポートします!

待ちに待った公開初日! 新垣結衣さんが好きなシーンを暴露

左から神木隆之介さん、サニーマックレンドンさん、柴崎楓雅さん、城 桧吏さん、吉村文香さん、新垣結衣さん、山崎貴監督。公開初日を祝い、男性はジャケット、女性はドレス姿で登壇しました。

映画「ゴーストブック おばけずかん」の舞台挨拶は3回目ですが、映画をみおわった人の前にキャストが立つのは、今回が初めて。

主人公の城 桧吏さんは「こうして初日舞台挨拶を迎えられてうれしい。ネタバレありで話していけたら」と、公開日の登壇を喜んでいる様子。また柴崎楓雅さんは「今日からたくさんの方にこの映画を届けたい」と意気込みを語りました。

山崎監督は「監督にとって、公開初日はどういうものか」と尋ねられると「めちゃくちゃ怖い。3日前から寝られなくなります」と意外な回答が。

「エゴサーチが大好きなんで、今日もツイッターをずっとみていました。みなさんが温かい感想を書いてくださって、ほっこりしてします。ツイッターに書いたら絶対にみるので、感想を教えてください」と客席に語りかけました。

「映画公開日は、何度経験しても怖い」と語る山崎貴監督。

新垣結衣さんは、試写会のあとに監督に向かって「好き」つぶやいてしまうくらい、映画「ゴーストブック おばけずかん」が気に入ったとのこと。具体的にどの部分か好きなのか尋ねられると「全部です」とはっきりこたえました。

「具体的に言うとしたら、ジズリ戦に向かっていくときに、みんなが髪を結ぶシーン。みんなが順番にうつっていって、最後のサニーがここ(おでこの上)の髪を結んでいるのが可愛いかった。最後におばけたちと協力し合うシーンでは、人間もおばけも関係なく立ち向かうところにぐっときました。あとは映画最後のシーンが、とてもノスタルジックで素敵だなって。まだまだ、好きなところはいっぱいあります」

新垣さんの溢れでる感想に、山崎監督はびっくり。「熱く語る新垣さんを初めてみました!」と笑顔をみせました。

劇中で、サニーマックレンドンさんが髪を結んでいたところを再現する、新垣結衣さん。
新垣結衣さんの感想に、よろこびを隠せない様子の山崎貴監督。

映画の見所を尋ねられて、子どもたちの「成長」とこたえたのは神木隆之介さん。「実は成長をする演技ってすごく難しいんです。撮影の順番もバラバラだし、その流れのなかで、成長する先の到達点を計算することができない。

でもこの映画のなかで、子どもたちはお話の最後に向かうにつれて確実に成長していると感じて。それは多分、みんなが役柄を通して本当に冒険し、実際に試練を乗り越えたから。みんなが成長したんだなって、映画をみて素直に思えました」と、自身も子役時代があるからこそ伝えられる、熱い想いを伝えました。

「成長は簡単に描けるものではない」と語る神木隆之介さん。

子どもたちに映画公開後の反響について尋ねられると、友達から「映画を一緒にみに行こう」と誘われた人がほとんど。城さんは「たくさんの友達から『絶対みるよ』と連絡をもらいました。僕だけじゃなく、友達も楽しみにしてくれている」と友達からのリアクションがうれしかった様子。柴崎さんは「YouTubeやTikTok、カラオケの広告で僕たちが出ているみたいで。友達や先生から、びっくりしたと連絡をもらいました」と身近な人からの反響を語りました。

サニーマックレンドンさんは「友達に映画に誘われたけど、友達と行くのは正直恥ずかしいから嫌」と少し照れた様子。吉村文香さんは「学校の図書館に、映画のポスターが貼ってあって。それをきっかけに、話したことのない友達と仲良くなりました」とうれしそうに話しました。

山崎監督に、オーディション時からの子どもたちの成長ぶりについて尋ねられると「この子たちにとっては、映画の撮影自体が異世界のようなもの。演技経験ゼロの2人(サニー・吉村)にも、無茶な注文をしたけれど、ちゃんと乗り越えてくれて、映画の完成を迎えられた。僕の子ども時代には、絶対に真似できなかった」と子どもたちに拍手を贈りました。

身近な人からの反響がうれしかったと話す子どもたち。左からサニーマックレンドンさん、柴崎楓雅さん、城 桧吏さん、吉村文香さん。

大人から子どもたちへ「表彰式」のサプライズ!

映画の感想や反響をそれぞれが述べたところで、MCから店主役の神木さんへ向けて質問が。「店主、図鑑の試練は達成されたということで、よろしいでしょうか」。神木さんは大きくうなずき「図鑑の試練、見事、達成です!」と力強くこたえました。

それを合図に、子どもたちへのサプライズを敢行! 4人の子どもたちが無事に公開日を迎えられたことを祝い、新垣さん、神木さん、山崎監督から表彰式が授与されることになりました。

突然の出来事に、子どもたちは驚きが隠せない様子。新垣さんと、最初に表彰状を手渡される吉村さんが向き合うと、会場には本物の表彰式のように厳かな音楽が。新垣さんはまず「僭越ながら、表彰状を授与させていただきます」と挨拶すると、1人1人の表彰状を丁寧に読み上げました。

「吉村文香殿。図鑑の試練を乗り越えて、無事に映画の公開日を乗り越えたことをたたえ、ここに表彰します。令和4年7月22日、『ゴーストブック おばけずかん』キャストスタッフ一同」

新垣結衣さんから表彰状を受けとる吉村文香さん。
新垣結衣さんから表彰状を受けとるサニーマックレンドンさん。
新垣結衣さんから表彰状を受けとる柴崎楓雅さん。
新垣結衣さんから表彰状を受けとる城 桧吏さん。

新垣さんは表彰状を読みあげたあと、子どもたちに向かって「本当によくがんばりました。ありがとうございました」と、優しく声をかけました。サニーさんがうっかり立ち位置を間違えてしまい、新垣さんが「サプライズでリハーサル無しなので」とフォローを入れる場面では、客席から笑いがこぼれました。

表彰状を手にした子どもたちは、堂々として、誇らしげな様子。感想をきかれた城さんは「びっくりしました! 予定では、お客さんからの質問にこたえるときいていたんです。こんな素敵なものをもらって、うれしい」と満面の笑みでこたえました。

次のページへ 今度は子どもたちから、新垣結衣さんへサプライズ!
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