上白石萌音さんが出演・NHKスイッチインタビュー 言語学者・川原繁人教授と「うたうからだのふしぎ」について深掘り【EP2:2024年6月21日21:30放送】

上白石さんが特別授業を体験! 知られざる体や声の法則が言語学で明らかに

言語学者の川原繁人教授。(写真/GRACICA)
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異なる分野で活躍する2人の “達人” が登場し、ゲストとインタビュアーを交互にスイッチして対談するNHKの人気番組「スイッチインタビュー」に、俳優・歌手の上白石萌音さんと言語学者の川原繁人さんが出演。大好評のEP1(2024年6月14日放送)に続き、EP2が本日(2024年6月21日)放送される。

鹿児島弁や英語を操り、人一倍言葉を大事にしてきた上白石萌音さんが会いたいとリクエストしたのは、気鋭の言語学者・川原繁人さん(慶應義塾大学教授)。

川原教授は言語学の見地から、日本語ラップの研究や、「音声学的プリキュア論」「ポケモン言語学」を発表、ゴスペラーズ・北山陽一氏とコンビを組んで『絵本 うたうからだのふしぎ』を刊行するなど、幅広い活動をしている。

イギリスで上演中の舞台「千と千尋の神隠し」で10歳の少女を演じている上白石萌音さんの「声の秘密」を音響解析した第1回(EP1)に続き、第2回(EP2)では、川原教授のもとを上白石さんが訪ね特別授業を体験。知られざる体や声の法則が、言語学で明らかに。さらに、上白石さんの笑顔の秘密にも迫る。放送は21日(金)夜21:30から。

ラップ実演・発音実験 萌音スマイルの秘密も新発見

川原繁人さんは、慶應義塾大学の言語文化研究所の教授。言語学の見地から日本語ラップを研究史、著名なラッパーZeebra氏・Muumy‐D氏との対談や、「音声学的プリキュア論」や「ポケモン言語学」を発表するなど、音声学・言語学に新しい視点を与えている、気鋭の言語学者だ。

慶應大学のオンライン授業「音声学」を通して知り合った、「ゴスペラーズ」の北山陽一(きたやまよういち)さんと共著で『絵本 うたうからだのふしぎ』を出版するなど、幅広い活動を行っている川原さん。今回のNHKスイッチインタビューは、俳優・歌手の上白石萌音さんの希望で、出演が決定した。

「言語好き」を自認する上白石さんは、英語が堪能。さらに、2021年度後期のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でヒロイン・安子を演じるなど、日本各地の方言を操る俳優、さらに歌手としても活躍中。

番組では、2024年4月からロンドンで上演中の舞台「千と千尋の神隠しSpirited Away」で、10歳の千尋役を演じている上白石さんの声の秘密を音響解析し、声の大小や高低の変化から、演技に込めた気持ちを解き明かしたEP1に続き、EP2では、日本語ラップの韻の実演、歌のお悩み解決や、子どもの言い間違いの謎解きなど、知らなかった体や声の法則を言語学で明らかに。さらに上白石さんの笑顔の秘密も新発見される。ファン必見の内容になりそうだ。

NHKスイッチインタビュー「上白石萌音×川原繁人」

【放送予定】
スイッチインタビュー「上白石萌音×川原繁人」EP2
2024年6月21日(金)午後9:30〜午後10:00(Eテレ)

<再放送>2024年6月24日(月) 午後2:30〜午後3:00(Eテレ)

【放送時間】30分

川原繁人さんの著作『絵本 うたうからだのふしぎ』

『絵本 うたうからだのふしぎ』
作:川原繁人、作:北山陽一、漫画:牧村久実

気鋭の音声学者・川原繁人とゴスペラーズ・北山陽一による「うたの絵本」誕生!
からだの中でうたや声が生まれる奇跡がわかる!

うたをうたう、ことばをはなすーー。
日々、あたりまえにしていることですが、あなたのからだの中でなにが起こっているか、知っていますか?
からだにとりこまれた空気が声やうたになるまでを、わかりやすく解説した絵本です。

高い音や低い音って、体のどこで変化させているの?
「あ」と「い」の発声方法のちがい、わかりますか?

まんが形式でたのしく学べ、くわしい解説も充実。知識の深掘りができます。

子どもだけでなく、アナウンサーや声優、歌手など声を出すお仕事をなさっているみなさまにも、手に取っていただきたい1冊です。

著者紹介

【川原繁人】
慶應義塾大学言語文化研究所教授。2022年国際基督教大学より学士号(教養)、2007年マサチューセッツ大学より博士号(言語学)を取得。ジョージア大学、ラトガーズ大学にて教鞭を執った後、現職。専門は言語学、音声学。著書に『音とことばのふしぎな世界』(岩波科学ライブラリー)、『音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む』(朝日出版社)、『フリースタイル言語学』(大和書房)、『なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか? 言語学者、小学生の質問に本気で答える』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。義塾賞(2022)、日本音声学会学術研究奨励賞(2016、2023)など受賞。

【北山陽一】
ミュージシャン、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授。1992年慶應義塾大学環境情報学部に入学、1994年早稲田大学のアカペラコーラスサークル「Street Corner Symphony」の門を叩き、「ゴスペラーズ」に加入。同年12月にメジャーデビューをはたし、「永遠に」「ひとり」「星屑の街」「ミモザ」など、数々のヒット曲を送り出す。2012年から教壇に立ちつつ、2021年より慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科に在学。

【牧村久実】
漫画家、イラストレーター。「少女フレンド」「デザート」で漫画を執筆し、おもな作品は『天使の唄』。ほかに青い鳥文庫(講談社)の「泣いちゃいそうだよ」シリーズ(小林深雪/著)、「鈴の音が聞こえる」シリーズ(辻みゆき/著)などのさし絵、「絵本 はたらく細胞」シリーズ(清水茜/原作)の作画などがある。

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