「カウンセリングにまた行っていい?」とヒナタが聞いてきた夜、私は少しだけ安堵しました。学校の中にも、安心して話せる場所が見つかったのだと思えたからです。
けれど、その安心は翌朝、あっけなく崩れてしまいました。荒木先生はクラス全員の前で、何気なくヒナタのカウンセリングの予定を口にしたのです。
どうしてそんなことを──。
13歳の子どもにとってクラスメイトの視線がどれほど重いものか。その一言が、ヒナタの心にどれほど深い傷を残したのか。荒木先生は、わかっていたのでしょうか……。
【第3話】はこちら(近日公開)
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