大人の要求水準は高すぎ! 幼児期の発達障害グレーゾーンの子どものハードルを低くするべき理由
#2 「言葉が出るのが遅い」「じっとしていられない」そんな困りごとを抱えたパパママへ
2024.01.11
幼児期の困りごと① 言葉が出るのが遅い場合
非言語的コミュニケーションを豊かにする
周りに対する興味・関心が薄い、コミュニケーションの意欲が乏しいなどのでこぼこがある子の場合、言葉が出るのが遅くなることがあります。親は焦るかもしれませんが、ここでも重要となるのがハードルを低くすることです。言葉で伝えてほしいという思いは脇に置き、まずは「どんな手段でも伝わればいい」と考え、言葉以外のコミュニケーションから本人の思いをくみ取っていきましょう。
言葉が出るようになるまで、伝えたい思いは子どもの非言語的コミュニケーションなどに込められています。そこから親がキャッチすることが大切です。
非言語的コミュニケーションの例
身振り手振り、まなざし、視線、泣く、うなる、叫ぶ、たたく、引っ張る など
理解しようとする姿勢が何より大事
わかろうとする親の姿勢が、子どもの「伝えたい!」という気持ちを育てます。その積み重ねが言葉を引き出すのです。
言葉のシャワーを浴びせることではなく、子どもの言いたいことに耳を傾け、非言語的コミュニケーションでも親が理解していくように心がけましょう。