男の子の子育て “とっておきフレーズ“で子どもの行動が変わる理由

男の子の子育てココが知りたい#4「男の子への声がけ方法」

大阪教育大学教育学部教授:小崎 恭弘

親の気持ちが伝わる、とっておきのテクニックとは?  写真:アフロ

子どもに大切なメッセージを伝えたいとき、あるいは子どもの自発性を育てたいときなど、子育て中にはここぞ!というタイミングがあります。

子どもが話を聞いてくれる、親の気持ちが伝わるテクニックにはどんなものがあるのでしょうか。3人の男の子の父親でもあり、男児の子育てに関する著書と子育てのコツを多く持つ大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生に伺いました。

「これから紹介するコツは僕が長年、育児や保育などで男の子と接する中で見出したテクニックです。どれも今日から子育てに取り入れることができるので、試してみてくださいね」(小崎先生)

「男の子の子育てココが知りたい」最終回の4回目は、小崎先生がおすすめする、困ったときに試してほしい子育てとっておきのワザを紹介します。

「男の子の子育て」とひと口に言っても、子どもの個性はさまざま。男の子で当てはまらない子どももいれば、女の子で当てはまる子どももいることでしょう。ぜひ男の子のパパママも、女の子のパパママも我が子を想像しながら、読んでみてください。

(全4回の4回目。#1#2#3を読む)

「これからお話しします」の演出が子どもの心に響く

何度、言い聞かせても片付けられなかったり、悪い言葉遣いを止められないときがあります。親としてどうしても伝えたいメッセージがあるとき、子どもがちゃんと話を聞いてくれるコツはあるのでしょうか。

「伝える環境を作ることが重要です。叱ることが生活のルーティンになっていると子どもには響かなくなります。

また、部屋が散らかっていたり、テレビがついていたり、雑音が多いのも子どもが耳を貸さない環境です。

どうしても子どもに話を聞いてもらいたいなら、時にはわざと子どもが話を聞きやすい状況を演出することが大切です」(小崎先生)

部屋を整理整頓して、伝えるための環境、子どもが聞く環境を作ることが大切。  写真:アフロ

「部屋を片付けてテレビを消して、整頓された環境が整ったら、子どもをちゃんと座らせて、いつもより声のトーンを下げてゆっくりと話しましょう。照明を少し落とすというのも効果があります。

男の子は場面転換が苦手な子が多いので、『お話しがあるからね』という具合に、これから叱りますということを事前に伝えておくといいでしょう。

環境作りは誰にでも取り組めることなので、一度試してみてください」(小崎先生)

話を聞いてもらいたいとき、親は子どもの聞く力を期待してしまいますが、実は親側が聞く力を高める工夫をするほうが重要だと小崎先生は話します。

子ども主体の方法を考え、実践していくことが子どもの成長の後押しになります。

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