インスタグラマー・slow.life.worksのゆうこさんは、6年生のそうたくんと4年生のほのかちゃん、ご主人の4人、保護猫2匹で、山あいの三角屋根の小さな家で暮らしています。
Instagramには、のんびりした田舎暮らしの様子を投稿。楽しい季節のおうちイベントやおいしそうな料理、素敵なインテリアなどが大人気です。
ゆうこさんはInstagramに投稿を始めて8年になりますが、最近、息子のそうたくんの「小6男子 ごはんつくります。」シリーズの動画をアップしたところ、大反響! 大人顔負け、大人以上の手つきでどんどん料理を作っていく様子は、うなるほどの腕前。
そんなそうたくんの料理との出会いやこだわり、実際に作った料理と家族への思い、将来の夢などを紹介していきます!(全3回の第2回)
料理好き、料理上手、そして家族思いに育てるヒントがたくさんあるかもしれません。
“551HORAI蓬莱の豚まん”が作りたい!
「おみやげでいただいたり、出かけたら買ってくることもある“551HORAI蓬莱の豚まん”。豚まんとは肉まんのことなんですが、家族全員大好きなんです」
「いろんな料理を作ってみたい!」というそうたくん。「“551HORAI蓬莱の豚まん”を作りたい!」ということに。
「クックパッドさんのレシピを参考に豚まんにチャレンジしたのですが、粉に入れるお湯の温度調整がうまくいかず、生地がベタベタに。この生地ではやわらかすぎると、温度を調整して再チャレンジ。2回目でうまくいきました!」
失敗したらすぐやり直すそうたくん。その日は3時間かけて豚まんを作りました。
こちらが、豚まん作りの動画です。
「隣に住んでいるじいちゃん、ばあちゃんにもおすそ分けをしました。とっても喜んでくれましたよ」
誕生日にはハンバーガー
「そうたが料理をするようになってから、家族の誕生日は特に張り切って料理を作ってくれます。11月の私の誕生日には、マクドナルドのえびフィレオにそっくりのハンバーガーを作ってくれました」
マクドナルドのえびフィレオは、ゆうこさんが好きなハンバーガー。いつもお店で注文するメニューです。それを、誕生日会で作りたいとそうたくん。
「えびかつのハンバーガー以外にも、パテのハンバーガー、チキンナゲット、オニポテ(フレンチフライ&オニオンフライ)まで作ってくれました」
ハンバーガーだけでなく、サイドメニューまでしっかり作るとは、さすがです。
こちらが、173万回以上再生されたハンバーガーセット作りの動画です。
再現レシピに挑戦したい!
「月に2回程度ですが、学びの場として外食に行きます。和食、洋食、中華など、口コミでおいしいと噂のいろんなお店に食べに行きます」
外食すると刺激を受けるというそうたくん。例えば、おいしいペスカトーレを食べたら、「ぼくもおいしいペスカトーレを作りたい!」と、3日間くらいは味つけを変えたペスカトーレが登場すると言います。
「海鮮は高いので、なるべく材料費がかからないよう、えびやホタテなどは小さなお手頃価格のものを買っています」
学校から帰ったら、そうたくんと一緒に買い物に行ったり、行けないときは“メモ”に書いて渡されるというゆうこさん。
「一度にんにくを買い忘れてしまったことがあって『今日はにんにくチューブでがまんしてくれへん?』と言うと、『今日はおいしいパスタ作りたいから、生のにんにくじゃないと困るんや!』と言って譲ってくれず、息子とケンカしたことがありました。少ししたらお互い落ち着いて、『ごめん』と謝って仲直りしましたが……(笑)」
普段は穏やかな性格のそうたくんですが、料理に関してはこだわりが強く、ときどきぶつかることもあると言います。でも、すぐに仲直りできるのは仲良し親子の証拠ですね。
素材にもこだわりが出てきたそうたくんですが、普段使っている調味料を教えてもらいました。
「千鳥酢や三州三河みりんは、私も好きで以前から使っていたものです。そうたはもちろんですが、家族の好みに合うものを揃えています」
スーパーの特売やタイムセールなども利用して、できるだけそうたくんのリクエストをかなえたいというゆうこさん。
「買い物に行ったときに、『今、旬みたいだから買ってみようか』と店頭で見て選んだり、大きいえびが欲しくても『こっちでもいい?』と小さめのものにしたり、『安くなっているからこっちにしようか』など、相談しながら買っています。必ずしも希望どおりのものでなくても、手間を惜しまなかったり、心をこめて作ればおいしい料理を作ることができる、ということも息子にはわかってほしいな、って思っています」
家族の喜ぶ顔が見たいと料理にはげむそうたくん。ときにはケンカをしたり、仲直りしたり。料理だけでなくいろんな面で成長しているはず。また、息子を支えるゆうこさんや見守る家族のつながりが温かいですね。
次回は、「お父さんのお弁当を作ってあげたい!」と奮闘するそうたくんのようすをご紹介。どうぞお楽しみに。
こちらにも、そうたくんが登場しています!
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時政 美由紀
1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。
1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。
敏森 裕子
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works