劇団四季ファミリーミュージカル『王子と少年』が自由劇場にて開幕！　出演俳優２人が意気込みをコメント

子どもと一緒にミュージカルを見に行くのはハードルが高い……でも、おはなしや音楽が大好きな我が子に、わくわくする体験をしてもらいたい！

そんなご家族におすすめなのが、劇団四季のファミリーミュージカルです。
東京・竹芝にある自由劇場にて2025年３月７日（金）に初日を迎えたファミリーミュージカル『王子と少年』は、2025年４月２日（水）まで上演中。その後、2025年４月19日（土）多摩公演を皮切りに全国公演が開幕します。

1967年の初演以来800回以上の上演が重ねられ、多くの子どもたちに舞台の感動を届けてきたミュージカル『王子と少年』。お子さんの観劇デビューにもピッタリな本作を、舞台写真や出演者のコメントを交えてご紹介します。

主に児童の鑑賞を目的に制作される劇団四季の「ファミリーミュージカル」。現在、レパートリーは37演目となり、多くの子どもたちに親しまれ続けてきました。

その歴史は、1964年『はだかの王様』までさかのぼります。以来、半世紀以上にわたり「命の大切さ」、「愛と勇気の尊さ」、そして「友情と連帯の喜び」など、生きる上で大切なことをメッセージに織り込んだ作品を上演してきました。

現在上演中の『王子と少年』の原作は、「トム・ソーヤーの冒険」などで知られる作家マーク・トウェインが書いた「王子と乞食」。1967年に劇団四季がニッセイ名作劇場として初演し、以来、800回以上の上演が重ねられてきました。

今回の公演は2017年以来８年ぶり。初日公演には、この日を心待ちにしていた多くのお客様が来場され、カーテンコールでは、惜しみない拍手が送られました。

『王子とこじき』から『王子と少年』に改題し、これまで以上に進化した劇団四季ファミリーミュージカルで、観劇デビューしてみてはいかがですか？

2025年３月７日の初日を終えた出演俳優、立花梨奈（たちばなりな）さんと片倉あかり（かたくらあかり）さんからコメントが届きました！

大切なのは、姿かたちではなく、本当の自分らしさを見つめること。

舞台は16世紀、イングランド・ロンドン。

同じ年、同じ日に生まれたヘンリー国王の息子エドワードと、貧しい少年のトムは、ひょんなことから出会ってびっくり仰天。なぜって、ふたりは姿形がうり二つだったのです。

互いに互いの生活に憧れたふたりは、洋服をそっくり取り換えることにしました。見た目でしか判断できない大人たちはふたりが入れ替わったことに全く気づきません。

お城の人間はトムを王子と思い込み、貧しい少年の身なりをしていたエドワードを門の外へ放り出してしまいました。お城にひとり取り残されたトム。夢にまで見たお城の生活でしたが、贅沢三昧の王家の生活にあっという間に飽きてしまいます。

一方、お城を追い出されたエドワードは、町で国王の病気が悪くなったことを耳にします。一刻も早くお城に戻りたいエドワードは、番兵に自分は王子であると訴えますが誰にも信じ てもらえません。町の人たちからは石を投げられ、とうとう喧嘩になってしまいます。

そこへ通りかかったマイルス・ヘンドンがエドワードを助けてくれました。その時、国王の死を知らせる鐘が鳴り響きます。このままでは次の国王は──。

果たしてお城に残されたトムの運命は？　そしてエドワードは、無事に自分が本物の王子であることを証明できるのでしょうか。