【子どもの風邪】ホームケア新常識「風邪のときは入浴を控える」は間違い!「風邪をひいたときの入浴の判断」〔医師が解説〕

令和の「子どもホームケア」#4~風邪のときの入浴~

小児科専門医:森戸 やすみ

「風邪ならお風呂はNG」と当たり前のように言われた親世代。その常識は間違っていたのか、小児科医・森戸やすみ先生にくわしく聞きました。  写真:アフロ
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【旧常識】風邪をひいたときは、入浴を控える。

子どもの体調が悪くなったとき、ケガをしたときなどに、親が家庭で行うホームケア。

現代のホームケアの中には、私たち親世代が子どもだったころのホームケアとは変わってきているものが多数あります。子ども時代の記憶を頼りに、古い常識のまま子育てをしていませんか?

本連載【令和の子どもホームケア新常識】では、子どもに多く見られる病気やケガへの現代の正しい最新対処法を、小児科医・森戸やすみ(もりと・やすみ)先生が解説。

●森戸 やすみ(もりと・やすみ)PROFILE
小児科専門医。一般小児科、新生児集中治療室(NICU)などを経験し、現在は都内のクリニックに勤務。医療と育児をつなぐ著書多数。

第4回は「風邪をひいたときは、入浴を控える」という旧常識について。ホームケアの常識をアップデートして、いざというときに備えましょう。

※第4回(#1#2#3を読む)

入浴の判断基準は「元気があるかどうか」

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