小児がんの子が5歳で結婚式 「こどもホスピス」で実現した「人生最良の1日」

「こどもホスピス」#3 ~5歳児の結婚式と七五三~

フリーライター:浜田 奈美

ドレス姿の新婦・玲花ちゃんが、新郎のはるぽんに「あーん」とハート形のマシュマロをプレゼント。  写真提供:高松愛美さん
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横浜市に2021年に誕生したこどもホスピス「うみとそらのおうち」(通称うみそら)は、重い病や障害とともに生きる子どもたちのための「第二のおうち」であることを目指しています。実際、訪れる子どもたちとその家族が、それぞれの大切な「命の時間」を過ごしています。

2024年の春には、2歳のころから「闘病仲間」だった幼い2人が、この施設で結婚式を挙げました。

〔「こどもホスピス」 ほかの回も読む〕
➡︎成り立ちと施設「こどもホスピス」①
➡︎6歳の愛娘を失った父が作った「こどもホスピス」②
➡︎遺族もケアする「こどもホスピス」④
➡︎有志たちが「こどもホスピス」を作る!⑤

出会いは2歳 小児病棟で

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