男の子の【精巣捻転】とは? 6時間以内に緊急手術をしないと「精巣・金玉・睾丸」が失われる危険性 泌尿器科医が詳しく解説

泌尿器科医・岡田百合香先生に聞く、「精巣(金玉)」トラブル #1 ~精巣捻転 (せいそうねんてん)~

泌尿器科医:岡田 百合香

発症から6時間以内に手術が必要

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では、子どもの様子から精巣捻転が疑われる場合には、どのように対処したら良いのでしょうか?

「必ずしも、発症と同時に腫れなど見た目に変化が出てくるわけではないので、子どもが陰部の痛みを訴えている場合は、明らかな見た目の変化がなくても医療機関へ相談しましょう」(岡田先生)

精巣捻転を起こしているのかどうかの判断は、エコーを当て、精巣に血流があるかどうかを確認します。

「しっかり精巣に血流がいっていれば、大丈夫。捻転でなかったらひとまず緊急性は低いわけですから、他の病気を疑うことになります」(岡田先生)

ただ、発症のタイミングが夜中から朝方が多いとなると、通常のクリニックは診察時間外の可能性が高くなります。

「夜中に痛みだしたら朝まで待つという判断はしないで、とにかく急いで受診してください。まずは救急外来に行き、医師にエコーで診断してもらうようにしましょう。

『精巣捻転』は、発症から治療までの時間をいかに短くするかがとても大事なのです」
(岡田先生)

子どもが痛みを訴えてから、精巣捻転と判断されて手術をするまで、なんと6時間がタイムリミット!

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