ベビーカーから自転車まで 外出の不安を減らす保険
損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)からは、家族全員の移動を幅広く補償する移動保険「UGOKU(ウゴク)」が、2021年6月にリリース。ベビーカー周りの事故やトラブルに関して補償が受けられます。
「移動保険の開発・販売の背景としては、シェアリングサービスなどが台頭し、マイカーを持たない世帯が増えたことによる自動車保険加入者減少が挙げられます。これまで自動車保険の特約として補っていた部分を、自動車を持たない世帯でもカバーすることができないかということで、UGOKUが生まれました」(損保ジャパンマーケティング部・吉澤真央さん)
実際の補償範囲はどのようなものなのでしょうか。
「自転車、電車、バス、車椅子、ベビーカーなどの『交通乗用具』に乗っているときの事故が補償の対象となります。さらに、移動や乗り物関係なく、個人賠償責任特約と言って、第三者の物を壊してしまった場合なども補償対象です」(損保ジャパン・吉澤さん)
これまでベビーカーでの大きな事故やトラブル事例などは多くないとしながらも、「ベビーカーでの外出で想定されることとしては、大きく2点ある」と吉澤さんは言います。
「誤って段差につまずいて子どもがベビーカーから落ちてしまったなどの、①ケガの補償。そしてベビーカーを思うように動かせず他の人をケガさせてしまった、ぶつかって他人の物を壊してしまったなどの、②他人への賠償です。いずれの場合も補償対象となります」(損保ジャパン・吉澤さん)
さらに、「ベビーカー以外でも、子連れでの移動は予期しないトラブルが多いもの。フードコートで人の服を汚してしまった、友人の子のものを壊してしまった、なども補償の対象となります」とのこと。
ちなみにUGOKUは、大手損保の中で初めて、自転車のロードアシスタンスを補償としてつけているのも特徴です。外出先で自転車が故障してしまった際には自宅まで自転車を搬送してもらうことができ、タクシー料金などの自宅に帰るまでの移動費用も補償されます。
「ベビーカーに乗る時期は限られますが、お母さんが子どもを電動アシスト付き自転車に乗せるようになったり、子どもが成長して自分で自転車に乗るようになったり、家族のライフステージは刻々と変わっていきます。家族単位、月額980円で、いろいろな移動手段を使う日々を包含的にサポートできるのがUGOKUです」(損保ジャパン・吉澤さん)