
子連れ初海外旅行で選んだ行き先 なぜ「台湾」?
2つめの理由は食です。小3(当時)の娘はパクチー、ナンプラーのような香りの強いものが苦手で、辛いものも食べられません。そのため、私の行きたかったタイやベトナムのような東南アジアは難しい。一方私はハンバーガーやがっつりお肉が得意ではないのでハワイなどは避けたい……。
国内旅行でも旅先の楽しみが「食」の我が家は、みんながおいしく食べられることが最優先です。その点、台湾はおかゆなど比較的日本に近い、やさしい味の料理があります。食を通して文化を知るという目的もあり、旅先を台湾の台北に決めました。

子連れならでは 旅の準備と注意点
◆事前準備に子どもを参加させる
「旅育」として、前回の石垣島旅行に続き今回も子どもたちには積極的に事前調査をしてもらいました。行きたい場所や食べたいもの、買いたいお土産、現地で使う言葉などをリサーチし「旅のしおり」にしました。

ガイドブックを購入し、みんながふらっと手に取れるダイニングルームの本棚に入れておいたのは、よい試みでした。各自がインターネットで調べた情報をシェアするよりも、共通の本が1冊あると認識合わせがしやすかったです。1冊の本をみんなでのぞきこんで旅の予定を立てたのもいい思い出です。
・参考:『地球の歩き方 台湾 2025~2026』(地球の歩き方編集室)
◆もちものは現地調達不可能なものと割り切る
超心配性の私は、ドラえもんの四次元ポケットの中身くらい荷物が多いのですが、海外旅行だとそうはいきません。「現地調達が可能なもの」はなるべく減らしました。
子どもの薬だけは、風邪や胃腸炎、蕁麻疹などを想定して種類も量も多めに準備。サイズ的に現地調達が面倒そうな娘の服や靴下も優先順位は高めで用意しました。
我が家は国内でも4泊を超える子連れ旅行では、洗濯機の使えるところを選び荷物を減らしています。今回も洗濯機付きのホステルを選びました。

正解だったのはUNIQLOのポケッタブルパーカ。アジア圏は公共交通機関やレストランは冷房が効きすぎのところが多いので、大人も子どもも1人1つ持っていると重宝します。
◆体調最優先! もったいない精神を捨てる
子連れ旅行の最優先事項は体調。せっかく来たんだからできるだけ多くの場所を巡らないとMOTTAINAI! の気持ちを捨てました。旅先でテンションがあがると親も正常化バイアスがかかり、子どもの些細な体調変化を見て見ぬふりしがちなので気を付けました。
今回も夜市に行った日はふだんだとありえない時間まで起きていたので、翌朝に予定していた観光地に行くのは中止。目覚ましをかけずに自然に起きるまでゆっくり寝かせるなど、柔軟に行程を変更しました。行けなかった場所は、次回の台湾旅行の楽しみにとっておきます。
