5歳息子に「国旗」ブーム到来! ポスター・絵本・カルタ・アプリ…「世界の国旗197種類」を楽しく覚えたアイテム大公開!

「知育」は「勉強」ではなく「遊び」であることが大切と痛感

当時5歳の息子が書いた国旗の数々。

エニママライターの垣内千夏です。息子が5歳のころ、我が家に空前の「国旗ブーム」が到来しました。

本記事では、息子が国旗を覚えるために使用したアイテムや子どもの反応をレポートします。子どもだけでなく、ママの学びにもなる国旗あそび。ぜひ親子で楽しんでください!

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世界の国の数は197ヵ国。

「すべてを暗記しなさい」と言われたら途方に暮れてしまう数ですが、当時5歳の息子は遊び感覚で197ヵ国すべての国旗と国名を暗記してしまいました。

国旗を覚えるために使ったアイテム

国旗を覚えるために役立ったアイテムをご紹介します。

お風呂ポスター

息子が国旗を覚えはじめたきっかけは、お風呂の時間が楽しめるようにと100均ショップで購入したお風呂ポスターです。

現在は大きいポスターを購入しなおして使用しています。

カタカナが読めるようになったころだったため、はじめは国旗よりもカタカナで書かれた国名を読むことに夢中になっていました。

息子のお気に入りだった国は、やたらと長い「セントビンセントおよびグレナディーン諸島」(生まれてこの方1回も聞いたことがない国名)。

そのほかにも「アンティグア・バーブーダ」や「ボスニア・ヘルツェゴビナ」など、インパクトのある国名ばかりを覚えていました。

そのうち、「ネパールだけ変わった形だねー!」「日本とパラオの国旗は似てるね!」など、国旗にも興味を持ちはじめ、少しずつ国旗と国名を合わせて覚えるように。

国名を指で隠して「どこの国旗でしょうか?」とクイズを出したり、国名を言って国旗を指さしたりすると盛り上がるのでおすすめです!

絵本

お風呂ポスターは、世界各国の国旗を一度に見られるのですが、国旗ひとつひとつのサイズが小さく、細かいデザインまではよくわからない……。

国旗について、もっとくわしく知りたくなり(私が)、絵本を購入することにしました。

絵本感覚で読めるような簡単なものと、解説が多いもの(自分用)を選びました。

「はじめての国旗えほん」には、国旗ひとつひとつが大きく掲載されているため、お風呂ポスターではわからなかった細かなデザインがわかります。

子どもが好きな動物を描いた国旗も多く、「そんなデザインだったんだ!」という新しい発見がたくさんありました。

メキシコの国旗は、ヘビをくわえた鷲がサボテンにとまっているデザイン。「なんでこんなデザインなんだろう」とさらに興味が湧きます!

『はじめての国旗えほん』(永岡書店)

国旗の絵本はほかにも……

『世界の国旗197』(講談社)

薄くて持ち運びしやすいので外出にも。最初の「あつまれ! そっくりな国旗」やところどころ入るコラムに「へえ~」

『知らなかった!国旗のひみつ図鑑』(講談社)

「世界一横に長い国旗」「正方形の国旗」「表と裏でデザインの違う国旗」どこの国の国旗かわかりますか? 国旗を覚えたあとに、巻末の「もの知りクイズ50」を解くと、とっても盛り上がります!

カルタ

国旗を遊びに取り入れようと思い、カルタを購入しました。

我が家が購入したのは『世界の国旗かるた1』と『世界の国旗かるた2』。

「家族みんなで遊ぼう!」と意気込んで購入したものの、準備や片付けに手間がかかったり、負けると息子が泣いて怒ったりなど想定外のことがあり……実際に遊んだのは数回のみです。

このカルタの絵札は、付属のリングを通すと暗記カードに変身。暗記カードなら準備の手間がなく、勝ち負けもないため、我が家では暗記カードとして使用する機会が圧倒的に多かったです。

娘も気が向いたときにペラペラめくっています。

『世界の国旗かるた』(学研)

『世界の国旗かるた2』(学研)

スマホのアプリ

電車での移動時間や病院の待ち時間に重宝したのが、国旗を学習できるスマホのアプリです。

息子の食いつき度はナンバーワン!

国旗が表示され、正しい国名を4択から選ぶシンプルなアプリだったので、5歳の息子でも簡単に遊べました。

普段は子どもにスマホを触らせないようにしているのですが、国旗を覚えるためのアプリなら力試しになるし、復習もできるし、罪悪感を覚えずにすみました。


アプリにはさまざまな種類があります。子どもには操作が難しいアプリもあるため、まず大人が操作をしてみることをおすすめします。ちなみに、うちが使ったのは、『世界の国旗クイズ‐はんぷく一般常識』『国旗クイズ‐世界の国旗と国名や首都を学習できる知育ゲーム』などです。

『世界の国旗クイズ‐はんぷく一般常識』

『国旗クイズ‐世界の国旗と国名や首都を学習できる知育ゲーム』

地球儀

「国旗と国名を覚えたなら、ついでに国の位置も覚えるかも!?」と思って購入した地球儀ですが、肝心な息子の反応はいまいちでした。

地球儀を手にしたかと思えば、地球をクルクル回すだけ。しまいには連続何回転するかにチャレンジするという、新たな遊びまで生み出していました。

学習机の上でオブジェ化している地球儀。

子どもの学びに、親の欲を出しすぎてはいけないことを痛感しました。

国旗を覚えてどうだった?

国旗を覚えた息子の世界は確実に広がったと思います。

これまでなら『ただの旗』に見えていたであろう街のレストランに掲げられている国旗も、「ここはインド料理屋さんだねー」と理解できるようになったり……!

これまでなら『外国の人』と捉えていたであろうテレビで見る海外のスポーツ選手も、「ケニアの選手、走るの速いなぁ」と、選手の出身国を理解して観戦を楽しめるようになったり……!

息子の発言に気づかされることも多く、そこから広がる親子の会話も楽しかったです。

勉強から長らく遠ざかっていた私がたくさんの国旗を覚えられたことも、息子の国旗ブームで得た大きな収穫です!

国旗あそびは子どもの世界を広げるチャンス

息子の「国旗ブーム」は5歳の数ヵ月で終わり、7歳となった現在はポケモンブーム真っ只中。

197種類すべてを覚えていた国旗も、その多くを忘れてしまったようですが、「セントビンセントおよびグレナディーン諸島」や「アンティグア・バーブーダ」などの長い国名は、今も正確に覚えています(笑)。

一度覚えると、そう簡単に忘れないのも、子どものすごいところですね!

2024年はオリンピックイヤーです。開会式や試合、表彰式など、国旗を目にする機会が増えるため、子どもたちの反応が楽しみです(息子の「国旗ブーム」再燃あるか!? と、また欲を出してしまっている自分がいます)。

子どもにとってもママにとっても学びが多い国旗。ぜひ親子で一緒に楽しんでみてください。

※記事内写真はすべて撮影:垣内千夏

かきうち ちなつ

垣内 千夏

Chinatsu Kakiuchi
AnyMaMa(エニママ)ライター

2歳差の兄妹(2016年、2018年生まれ)を育てる母。夫の転勤に同行して全国を転々としている転勤族。2人目の出産を機に、フリーランスライターとして活動開始。ライフスタイルやビジネスなど、さまざまなジャンルの記事制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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