3歳男児「鉄道博物館」でミニ運転列車・新幹線ラウンジに興奮 引率ママが伝授する〔事前計画と優先順位〕
楽しすぎる鉄道博物館をもっと満喫するためのアドバイスを満載【子連れで鉄博 後編】
2024.02.17
3歳児のテンションがあがったコンテンツはこれ!【車両以外編】
車両ステーション内の展示だけでも大満足の迫力・クオリティなのですが、車両展示以外のコンテンツもものすごく充実しているのが鉄道博物館のすごさ。
3歳児がリアルに楽しんだコンテンツをピックアップしてご紹介します。
ミニ運転列車 ※乗車にはアプリでの抽選が必要
蒸気機関車と同様、電車好きっ子の心をわしづかみにする『ミニ運転列車』。次男も例外なく飛びつきました。
乗車するには、「てっぱく抽選アプリ」を使って抽選に参加し、当選する必要があるのでご注意ください。
なお、車両を指定することはできません。直前で「○○の車両がよかった!」と大騒ぎにならないよう、「どの車両になるかな~? 楽しみだね~!」などと、うまく声かけをして子どもの気分を盛り上げておくとよいと思います。
本当はEF55形に乗りたかった次男。目の前に止まったNE’Xに一瞬表情が曇りましたが、私の「わ~、N'EXだ! この電車で飛行機に乗れる空港まで行けるんだよ! ママはN'EXだいすき。かっこいいね~!」という必死の声かけに気をよくして(もしくは圧倒されて?)、すんなりと乗り込んでくれました。
鉄道ジオラマ
長男と訪れたときには「ジオラマかぁ、未就学児にはまだ早いかな」と見ることもせず素どおりした『鉄道ジオラマ』。今回は事前に鉄道博物館に関する書籍で予習し、次男と「絶対に行こうね」と約束していました。
規模の大きさ、つくりの精巧さが画像から伝わりますでしょうか!? 大人も圧倒される迫力です。
最前列に陣取ったまま少しずつ位置を移動し、さまざまな角度からジオラマを眺める次男。10分ほど、静かにジオラマに没頭していました。
その後は抱っこしながら、「あの電車は山手線だね」「ここには京王ライナーはないの?」「N'EXがあるけど、あっちに行くと空港があるのかな?」などと、10分以上にわたって延々と電車トーク。おかげで私はすっかり腰が痛くなりましたが、夢中になって目を輝かせる次男を見て心が満たされたのでした。
ちなみに、私たちは時間が合わず参加しませんでしたが、鉄道ジオラマでは予約不要の『鉄道ジオラマ解説プログラム』が開催されているそうです。プログラム中は、ジオラマ内の模型車両が動くのだそう。興味のある方は、鉄道博物館HPで時間等の要項を確認してみてください。
ランチトレイン・新幹線弁当
鉄道博物館は、キッズカフェ、レストラン、ラウンジ、駅弁屋など、食事を取る場所も充実しています。その中で私たちがランチとして選んだのは駅弁屋。駅弁屋で購入できる、新幹線をモチーフとしたお弁当を楽しみにしていたのです。
当日販売しているお弁当の種類は鉄道博物館HPで確認できるため、事前に次男と「新幹線E7系弁当にしようね」と決めていたのですが……。
いざ数種類のお弁当を目の前にすると決めきれない様子で、「かもめ(※西九州新幹線かもめ)にする」「やっぱりキティちゃん(500系ハローキティ新幹線)がいい」と迷いまくり。
さんざん悩んで結局、まったくなじみのない『超電導リニアL0系弁当』を購入することになりました。平日で空いており、他の人が並んでいなかったことが救いでしたが、疲れた……。
駅弁屋で購入したランチは、目の前の『455ランチトレイン』内で食べました。ほんものの車両内でランチを食べられることが次男にとってはものすごく嬉しかったようで、大興奮。
普段は好まないニンジンやケチャップライスもぱくぱく食べるゴキゲンっぷりで、なんとここには1時間半も滞在しました。
新幹線ラウンジ
線路を走っている新幹線を間近に見ながら休憩できる『新幹線ラウンジ』は、次男の反応がよかったのはもちろん、ママである私目線でもみなさんにおすすめしたい場所でした。
イスとテーブルがたくさん並んでおり、食事や飲みものを持ち込んで休憩することができるようになっています。新幹線がこんなに近くで見られるのに無料、そして持ち込み可とは……! と驚く私。お金を払ってでも入場したいと思える、とても贅沢な場所でした。
なお、このラウンジからは、専用軌道を走る『ニューシャトル』の車両も見ることができます。次男は見慣れないニューシャトルにすごく興奮して、「ピンクの電車があるよ!」と大喜びしていました。
予習や下調べでもっと楽しめる! 事前の計画と優先順位づけはしておこう
今回の訪問でよかったことはやはり、事前に書籍(『鉄道博物館のすべて100』)を使って予習しておいたこと。予習をしなかった長男のときは、展示を見ても「わぁ~、すごいなぁ」で終わり、あとは乗りものやプラレール遊びを楽しむ……という感じでした。
一方、次男には、予習で得た知識が実物とリンクして深まる、そしてその結果、対象に愛着が湧く……という体験をさせてあげられたのがよかったなぁと思います。
しかし、反省したのが計画性のなさ。空いている平日の訪問だったので、漠然と「1日あれば大丈夫!」と考えてゆったり過ごしてしまったのは大失敗でした。特に、ランチトレインに1時間半も滞在してしまったのは大反省……。ざっくりとした計画づくりと、優先順位づけはしておくべきだったなぁと思いました。
それでもとっても楽しく充実していた、息子との鉄道博物館訪問でした! この訪問をきっかけに、ママの私まで「鉄道好き」になってしまった気がします。また近々、今回の反省を踏まえて次回は新幹線系のコンテンツもしっかり楽しんでこようと思います。
鉄道博物館
住所:〒330‐0852 埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番
電話:048‐651‐0088
公式HP:https://www.railway-museum.jp
※本記事の情報は2024年1月現在のものとなります。最新情報は各ホームページより入手してください。
※写真はすべて撮影:笹川かおり
コクリコサポートエディターズ
コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。 AnyMaMa公式HP:https://anymama.jp/ X:https://twitter.com/AnyMaMaJP Instagram:https://www.instagram.com/anymama_official/
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笹川 かおり
AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP
AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP