「お義姉さんがうらやましい」義妹が漏らした小さなSOS
Aちゃんの子育てっぷり、嫁っぷりを本当にすごいと思って見ていた私。ある日、台所でふたりきりになったタイミングで、私は思い切ってAちゃんに声をかけてみました。
「Aちゃんって、本当にすごいね。私なんて子どもたちが小さいころ、もっとボロボロだったし、家事も子育ても適当だったよ」
するとAちゃんからは「でも……私はお義姉さんのほうが、なんか楽しそうで、羨ましいです」そんな言葉が返ってきたのです。私が楽しそう……?
その日の夜、私たちより一足先に、自宅へ帰ることになったAちゃん。すると義母は、「心配だから、家まで送っていくわ」と言い、Aちゃんと赤ちゃんに付き添うことにしました。
義母の表情がどこか気になった私は、そっと尋ねました。
「何かあったんですか?」
すると、義母は小さな声で、こう漏らしたのです。「Aちゃんね、ひとりだと、食事も外出もできないみたいなのよ……」
ひとりで食事も外出もできないって、どういうこと? あのしっかり者のAちゃんが? 義母の言葉の意味が、そのときの私にはよくわかりませんでした。
文/構成・橘サチ
後編は明日公開!
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