おうちの中で過ごす時間が増えている今、「ぬいぐるみ」との時間に癒されている人が増えています。芸能界ナンバー1ぬいぐるみ好きタレント、江口ともみさんは、「ぬいぐるみ」を愛することで救われてきたと話します。「ぬいぐるみ」との楽しい毎日について聞いていきます!(全3回の1回目)
毎朝、ぬいぐるみたちの大合唱がきこえてきます
──江口さんにとって、ぬいぐるみとは、どんな存在ですか?
ぬいぐるみたちの顔を見ているだけで、幸せになります。
ちょっとした瞬間に、なにか視線を感じるなあと思ったら、ちょうどぬいぐるみが私を見ていることがあるんです。あまりぬいぐるみに興味がない方には、あきれられちゃうかもしれないですが(笑)、「何かおはなししたいの?」ってきいて、会話がはじまります。
「ああ、今日は疲れたなあ」と思う日があっても、ぬいぐるみたちが元気づけようと声をかけてくれます。
ぬいぐるみは、子どものような存在です。今も寝るときはぬいぐるみを抱いて寝ています。
──どんな声がきこえてくるんですか?
朝は、にぎやかなんですよー!まず、毎朝「はい! はい! はい! はい! ぼくを連れて行ってー! オラを連れて行ってー! わたしを連れて行ってー!」という大合唱がきこえてきます。
毎日お出かけするときに、ぬいぐるみを連れて行っているんです。基本的には公平になるように、順番に連れて行くようにしています。目があう瞬間が多い子だったり、今日この仕事はこの子かなあ、と思うと、やっぱりこっちを見ているよねって連れて行ったりします。
今年(2022年)は寅年だから、虎のぬいぐるみを連れて行くことが多いんです。そうすると「ひ・い・き!」「ひ・い・き!」「ひ・い・き!」という大合唱がおきます。私もひいきだったかな、と思いつつ、そのぬいぐるみの大合唱のなかに、旦那(つまみ枝豆)の声もまじっていたりします。二人暮らしなのですが、とてもにぎやかです。
ぬいぐるみたちがいてくれることによって、私は毎日楽しく元気でいられますし、旦那とも、もっと仲良くなりました。
ぬいぐるみが「予想外」の笑いをくれる
ぬいぐるみたちは、ふとした瞬間に、たくさん笑わせてくれるんです。
たとえばある日、お出かけから帰ったとき、もぐたろうの帽子をぬがせたんです。そうしたら、頭にくっきりと帽子のあとが残っていて、大笑いしました。
ぬいぐるみと暮らしていると、予想外のことが起きます。それも楽しいんですよね。この子たちがいなかったら、全く違う生活だったろうなと思います。
好きなものに、愛情を注いでいい!
──大人がぬいぐるみを愛することを、恥ずかしいと思う風潮があることについて、どう思いますか?
ぬいぐるみが好きな大人って、フィギュアスケートの羽生結弦選手だったり、芸能界にもたくさんいます。老若男女ぬいぐるみ好きな人はたくさんいて、それは変なことではありません。
例えば「男の子だから、ぬいぐるみ遊びをやめなさい」というのはおかしいことだし、好きなことには愛情を注いでいいんだよって思います。好きなものから元気をたくさんもらっていったら、みんな元気になって、世の中が変わっていきますよね。
ぬいぐるみを好きな人たちが、もっと自分を肯定できる本があればいいなと思いますね。
「ぬいぐるみ」は大切な存在という江口さん。手に持たれている「もぐたろう」とは「別れ」という悲しい経験があったそうです。次回は、もぐたろうとの「別れ」と「ぬいぐるみを愛する人たちとの絆」について、お聞きしていきます!
第2回は、5月1日掲載予定です。
第2回 タレント江口ともみさん、54日目にぬいぐるみが帰ってきてくれた話
『りりかさんのぬいぐるみ診療所』シリーズ 作・かんのゆうこ 絵・北見葉胡 1 空色のルリエル 2 わたしのねこちゃん
ぬいぐるみが好きな人、好きだった人、これから好きになる人におくる「ぬいぐるみ」をめぐる「愛」と「信頼」の物語
●あらすじ●
りりかさんは、ぬいぐるみが大好き!高原でぬいぐるみを治す「りりかぬいぐるみ診療所」をひらきました。りりかさんは、ぬいぐるみを治すだけでなく、ヒミツの力をもっているのです……。──ぬいぐるみと持ち主の心に「魔法」をかける物語。
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児童図書編集チーム
講談社 児童図書編集チームです。 子ども向けの絵本、童話から書籍まで、幅広い年齢層、多岐にわたる内容で、「おもしろくてタメになる」書籍を刊行中! Twitter :@Kodansha_jidou YA! EntertainmentのTwitter :@KODANSHA_YA_PR
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