
2024年は元日の能登半島地震に始まり、夏には南海トラフ地震臨時情報が発表されるなど、いっそう防災意識の高まる年でもありました。また地震以外でも毎年のように異常気象や台風による被害が発生しており、災害はいつ誰に降りかかってもおかしくありません。今回は子持ち家庭における災害への備えの実態を調査し、さらに各家庭における防災アイデアを聞きました。
コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2024年12月9日~12月20日インターネット上で実施。有効回答数は89件。
「災害への備え」子持ち家庭の実態
コクリコラボでは子育て中の家庭の防災対策の実態を調査しました。「災害に備えた準備をしているか」という質問に対し、78.7%が「はい」と回答しており、防災意識が高いことがうかがえます。
次に具体的にどんな備えをしているのかを聞いた結果が、上のグラフです。上位2つは生きるために必要な「食糧と水」への備えでした。注目すべきは、「懐中電灯やラジオ」「モバイルバッテリーなどの電源関連」など情報手段やその基本となる電気への備えが上位にランクインしていることです。同じく上位にある「トイレ関連」や「衛生用品」も子持ち家庭にとって切実です。一方で「子ども用の防災備蓄」はやや低い結果となり、まだ改善の余地があるのではないかと感じました。