小学校入学準備の「費用が高いと思う」が約半数 先輩ママたちが伝授する「節約テクニック」

準備を始めるタイミング、フリマアプリやおさがりの活用… 意外と奥が深い入学準備のリアル

写真:アフロ

今回のコクリコラボも、前回に引き続き「小学校の入学準備」がテーマ。前回の記事では「入学準備についてママたちが感じたモヤモヤ」に焦点をあてました。

今回ご紹介するのは「入学準備にかかる費用」についてのアンケート結果。ママたちから寄せられた、費用を抑えるための工夫・テクニックについてもご紹介します。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2023年12月8日~12月22日インターネット上で実施。有効回答数は115件。

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

入学準備の費用は高いと思う? それとも安い?

コクリコラボアンケート

入学準備の費用について、「高いと思う」「妥当な金額だと思う」と回答したママがそれぞれ49.3%と同数に。

「安いと思う」と答えたママはたったの1.4%なのを考えると、ある程度の出費があると心づもりしていたほうが、「思ったより高い……」とがっかりせず済むかもしれません。

コクリコラボアンケート

続く質問「入学準備にあたって費用を抑えるために、どのような工夫をしましたか?」については、「ママ友などから事前に情報を得た」と答えたママが一番多い結果に。そのあとに、「セール時期に計画的に購入した」、「友人や知人からのおさがりを利用した」が続きました。

前回の記事の結果からは、「学校からの指定品リストの公開時期が遅い」ことにモヤモヤしたママがたくさんいることがわかっています。そんなときに、ママ友に頼るママが多いのかもしれません。

【前回記事】
「小学校の入学準備」 費用・ルール・名前付け・手作り地獄… ママの困惑・後悔リアルエピソード

今回記事のアンケート結果とあわせて考えると、節約するためのテクニックのひとつとして「ママ友から指定品リストの内容を前もって教えてもらい、セール時期に計画的に購入する」ことがあると読みとれそうです。

入学準備費用を適切に抑えるには? 先輩ママのテクニック集

ここからは、ママたちから集まった入学準備の費用を抑える工夫やテクニックの数々をご紹介します。

・ランドセルは早割で買う。個数制限があるが先着でランドセルカバーがついてくるので、それを狙う。

・第1子は特に、ブランドにこだわったり、革製品など質にこだわったり、高いものほどよい! という周りの意見に流されてしまいそうでしたが、毎日子どもが背負うものはとにかく軽いものがいいと思い、安価なクラリーノのものにしました。結果、皮製のランドセルの子たちの中には重さを苦にしてる子もいましたが、我が家は重すぎず、また特に壊れたりなどもなく6年間しっかりと使えました。


ランドセルは値段が高いものが多いため、費用を抑える工夫について気になるパパ・ママは多いでしょう。早割や付属品がセットでついてくるようなお得な情報は、早めに入手しておきたいですね。

また、ランドセルは素材によって値段が違うということもおさえておきたいポイント。人工皮革のランドセルは、本革のものよりも安価で軽いことが多いようです(ただし、メリット・デメリットがそれぞれ異なるため、事前にしっかりリサーチすることをおすすめします)。

参考:
モンベルとファミリアの“新型ランドセル”が大人気!! 常識を一変した仕様と安価とは?

・入学式のスーツについて、我が家はそれなりの品質のものを新品で数万円出して購入したのですが、お友達はフリマアプリでブランドものを数千円で購入していました。見るからに高品質でとっても素敵。我が家もそうすればよかったと思いました。

・入学式の服はフリマアプリで新品未使用を購入し、入学式後すぐフリマアプリで売る。


意外と準備が後手になりがちなのが、子どもが入学式に着用する服の準備。子ども用のフォーマル着はお下がり以外の使いまわしがしにくいためか、フリマアプリを活用した(すればよかった)という回答が複数集まりました。

ちなみに、フリマアプリの利用経験があるママからは、

・フリマアプリは直前だと売り切れが多かったり、オーダー受付不可になっていたりするので早めに動いておいたほうがよい。

というアドバイスが。フリマアプリの利用を考えているママは、早めに探し始めたほうがよさそうですね。

・運動着など高学年になるまで困らないというくらい、あちこちからお下がりをいただけたので、それを使いました。

おさがりに抵抗がなく、こころよく譲ってくれるママ友がいるなら、ありがたくいただいてしまいましょう。

・とにかく焦って前もって準備しなくてもいい。無駄買いになってしまうのが一番よくないので、情報を得てから購入するのが効率がいい。

・学用品はキャラクター禁止など、学校によってさまざまだと思うので、説明会
後に購入しましょう!

「ママ友から事前に情報を得た」ママが多い一方で、焦らなくていい、学校から指定品リストを受け取ってから購入するのが結果的に無駄がない……という意見も。たしかに、せっかく節約を重ねたのに、無駄買いがあったら悲しくなりますよね。

・必要最低限だけを揃え、必要になったら都度買い足すようにしている。

購入を迷ったらいったんやめておく、必要になったらそのときに買い足す……くらいの気持ちでOK、というママも。

・事前にママ友に必要なものリストをもらい、フリマアプリや通販などを時間をかけてリサーチする。

・入学してもわからないことがあるため、先輩ママに具体的に聞けると、間違いなかったと思う。安い店なども知ってるので。


費用を抑えるために、ママ友に協力してもらったという回答も複数集まりました。困ったときに助け合えるママ友の存在は、本当にありがたいですね。

さきほど、フリマアプリの活用経験があるママからの「早めに動いたほうがよい」というアドバイスをご紹介しましたが、早めかつ正確に行動するために、ママ友から情報収集ができるのは安心、という側面もたしかにありそうです。安い店を知っている、というのも頼もしい限りです。

ランドセルやフォーマル着は早めに準備が◎ ほかは焦らなくてもOKかも

今回の調査結果から、入学準備は早すぎると無駄買いになるリスクがある、しかし遅いと安いものが見つからない……と、入学準備にかかわるお金の話は意外と奥が深いことがわかりました。

ママたちからの回答をまとめると、ランドセルやフォーマル着といった比較的高価なアイテムは、早めに早割やフリマアプリを使ったリサーチを開始してよきタイミングで購入し、それ以外のアイテムは、無駄買いにならないように学校から指定品リストを受け取ってから購入する……がよいのかなと感じました。

焦ったり不安になったりしたときは、前回記事の最後でご紹介した「そこまで思いつめて準備しなくてもいい」というママのコメントを思い出してみてください。みなさんが余計な出費なく、無事入学準備を終えられることを願っています。

こくりこらぼ

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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