「小学校の入学準備」 費用・ルール・名前付け・手作り地獄… ママの困惑・後悔リアルエピソード

地獄の名前つけ、避けられない手作り… ママたちのモヤモヤエピソードも紹介

写真:Hakase/イメージマート
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今回から2回にわたるコクリコラボのテーマは「小学校の入学準備」。

4月から小学生になるお子さまを持つパパ・ママのなかには、入学準備に追われている方、悩んでいる方もいらっしゃるのでは?

本記事では、小学校の入学準備を経験したことがあるママたちを対象に実施した「入学準備についてのモヤモヤ」についてのアンケート結果をご紹介します。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2023年12月8日~12月22日インターネット上で実施。有効回答数は115件。

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

約半数のママ「入学準備でモヤモヤ」「後悔が残った」

設問「入学準備にあたって、後悔したこと、モヤモヤしたことなどはありますか」に対し、「ある」と回答したママは全体の47.8%。残る52.2%のママが「ない」派だとわかりました。

入学準備についてマイナスの気持ちが残っていないママも半数いると思うと、少し気持ちがラクになりませんか。

コクリコラボアンケート

「入学準備にあたって後悔したこと・モヤモヤしたこと」の1位は「思った以上に費用がかかった」。そのあとに、「学校指定品リストの公開時期が遅かった」「学校指定のルールを周りはそれほど守っていなかった」が続きました。

ほかにも、「そのほか」への回答として、「学校の指定がなさすぎた」「注文のサイズミス」というものも。

算数セットの名前つけ 手作り図書バッグ 入学準備のモヤモヤエピソード集

ここからは実際に、先輩ママから集まった「入学準備にまつわるモヤモヤエピソード」の数々をご紹介します。

・さんすうセットは、入学式にもっていき1年生の夏休みにもって帰ってきて、2年生の今も家に置いてある。該当単元でも使っていなくてモヤモヤする。あの地獄の名前つけはなんだったの?

・算数ボックスを購入してカード1枚1枚やおはじきや数え棒1つずつ名前シールを何時間もかけて貼ったのに、1年生のときのほぼ短期間しか使わずで、準備に時間がかかりすぎることにモヤモヤする。


まさに「地獄」だとママ界では有名な、算数セットの名前つけ。1つひとつ、1枚1枚すべてにフルネームをつける……。想像しただけで気が遠くなりそうです。なんとかならないものでしょうか。

・学校指定品リストの公開が2月の頭。毎年ほとんど変わらないのだから、9月とかもっと早く公開してほしい。

・用意してほしいと言われるタイミングがギリギリだった。


指定品リストの公開が遅く、期日までにすべてをそろえるのが大変だったという声もありました。

・図書バッグについて、市販で売っていないとても特殊な作りのものを指定されて、手作りするしかなく大変だった。

保育園の入園準備などでもよく聞く、指定のサイズが既製品になく、手作りするしかない問題。手作りが苦手なママにとっては、「この時間をほかのことに使いたい」が本音かもしれません。

・体操着入れのヒモの長さなどを指定どおりにきっちり揃えたが、いざ教室に行ってみたら「なぜあの指定が必要だったの?」と感じる環境だった。苦労して損だったなぁと思った。

・文房具はキャラクターのものを避けてほしいと学校からあったが、実際は周りはキャラクターものをもっている人が多かった。筆箱は四角く硬いものを指定で買ったが、すぐにファスナーで開ける柔らかいものに変えた。


たくさんのエピソードが寄せられたのが、「周りは学校の指定を守っていなかった」というモヤモヤエピソード。一生懸命指定どおりに準備したのに、周りが守っていなかったら脱力ですね……。

特にキャラクターものについては、座談会に参加したHさんが

「次男が小学校に入学するときに、好きなキャラクターの筆箱や鉛筆が入ったセットを買ってもらいました。

学校にも持っていって、喜んで使っていたのですが、学校からキャラクターものの文具類は禁止・全員無地のものを使うようにといわれてしまい、すぐに使えなくなってしまいました。

値段もそれなりにするいいものを買ったのに……と悲しくなり、禁止なら最初からいってほしかったなと思いました」


と話してくれました。下のお子さんには使えないキャラクターで、今後使う予定はなさそうとのこと。せめて事前の連絡がほしいものですね。

・学校指定がなさすぎて、なにを買えばよいか難しく選ぶのに時間がかかった。

逆に、学校の指定がなさすぎて困ったというママも。

「入学の説明会は2月中旬くらいにあったのですが、第1子で経験がなかったのもあり、そこから実際に準備するのが大変でした。

学校からの指定品がほとんどなく、学校から購入できるものもなかったので、体操服や給食着なども自分で購入する必要がありました。

予想以上に買いものに時間を要してしまい、なんとかぎりぎり間にあったのですが、もっと早く教えてくれたらなぁと思いました」


座談会でこう話してくれたのは、昨年初めて小学校の入学準備を経験したTさん。学校からの指定については、ありすぎてもなさすぎても大変なようです。

・ランドセルは子どもの祖父母からプレゼントとなったが、通学路が遠かったので普通の革のランドセルより新しく出てきたリュック系のものにすればよかったかなと感じる。

ランドセルについては、購入時期・素材・色・誰が購入するかなど、モヤモヤポイントが複数あるようです。

座談会でランドセル購入時のエピソードを話してくれたのはMさん。

「1人目というのもあり、ランドセルを買うときに知識がなさすぎて困りました。まわりに『高いもの、よいものを買おう』『名前入りの、世界でひとつだけのものを買おう』というようなことを言っているママが多く、出遅れてしまった感じがありました。

また、実際にランドセルを購入する際に、かかわる人たちの意見の違いにモヤモヤしたのも覚えています。祖父母がお金を出してくれることになって一緒に選んだのですが、初孫ということもあってとても気合が入っていて……。

金額が高くて重い、高級なものを勧めてくれる、でも子ども本人は重いし気に入らない……と、もめた場面もありました」


ランドセルを1つ買うのに、こんなにいろいろなモヤモヤを経験したそう。ランドセルを祖父母に購入してもらうご家庭は、どんなランドセルを希望しているのかについて事前に伝えたり、お互いの希望をすり合わせたりしておくとスムーズかもしれません。

先輩たちのエピソードを参考にしつつ、気負わず気楽に

後半では「モヤモヤエピソード」をたくさんご紹介したため、少し不安にさせてしまったかもしれません。

しかし、記事の最初でご紹介したように、入学準備を経験した半数以上のママが、「モヤモヤや後悔は残っていない」と回答しています。また、あるママからは、

・結局地域によってそろえるものが大きく違い、地元の情報網を持っていないと大変だなと感じましたが、最終的に入学してからも間に合うのでそこまで思い詰めて準備しなくてもいいかなと感じました。

こんな回答も寄せられました。「準備が悪くても、入ってからでもなんとかなる」と思うと、少し安心しますね。

次回のコクリコラボでは、「入学準備の費用」をテーマに、先輩ママから聞いた費用を抑える工夫・テクニックをご紹介します。

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コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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