
うちの子だけじゃない「ダラダラマイペース」!
8割ものパパママが気になっている子どもの時間管理。具体的な悩みをアンケートで聞いてみました。
幼稚園に行く時間だ! といっても遊ぶのをやめない。靴下はいて! といったら、靴下を履いて、またおもちゃで遊び始めてしまう。
時間感覚がまだなく、マイペースすぎて朝の準備や食事に時間がかかる。
大量に寄せられた「朝の準備」でのイライラ。特に幼稚園や保育園の子のエピソードでは、「マイペース」「のんびり」というキーワードが多く、まだ時間感覚のない子に支度させる大変さが伝わってきました。
小2息子。「あとでやる」「いまやろうと思ってた」とお決まりのフレーズがよく出るようになってきた。宿題をダラダラやるので、終わらない。
小学生ママからは「宿題なかなかとりかからない問題」が多く寄せられました。
やらないといけないことをテキパキ終わらせれば、たくさん遊べるといっているのに、ずっとダラダラ宿題をしたりしていて、今日も遊ぶ時間がないと寝る前にキレられます。いい加減学んでほしいです。
時間感覚が身についても、まだ時間配分がうまくできない時期も。楽しいことや好きなことを優先させたり、ダラダラしたり……。親の目から見るとイライラが募ります。
タブレット端末を使う時間をタイマーで設定している。タイマーが鳴っているにもかかわらず、声をかけるまで使い続ける。
「ゲームは1日30分まで」とルールを決めて、タイマーまで準備しているのですが、時間管理をきっちり行わずにあいまいにしようとする。「もう禁止!」と何度キレそうになったかわかりません(笑)。
時間管理のためのルールやツールを無視する子どもへの怒り。ママたちの熱量の高いコメントが多く寄せられています。
どうして時間管理ができないのか
つい声を荒らげてしまいたくなる気持ちは痛いほどわかります。でも、子どもたちはどうしてこんなにマイペースなのでしょうか。
こんな視点から分析しているママもいました。
たぶん自分と似ているからだと思います……。
大人でも時間管理は難しいもの。自分と似ていると気づいてしまったからこそ、イライラしてしまうこともじつはありますよね。
とにかく先読みができない特性の子なので、何をするにもマイペースでイライラしてしまう。私はなんでも先取りしてやりたいので、とにかく余裕な子どもを見て羨ましくもある。
たまにはこんなふうに子どもの天真爛漫な時間感覚をポジティブにとらえてみてもいいのかもしれません。(それでも毎朝イライラはしてしまいそうですが……)
驚くほど子どもが動く? イチオシのアイテムをご紹介
先輩ママに子どもが自分で時間管理をできるようになるために使ったツールやアイテムを紹介してもらいました。
◆アナログ時計
物心つく前からアナログ時計に触れさせて、「針が3になったら行くよ」などと伝えるようにしていました。小1の上の子も時間管理はまだまだですが、時計を見て動く(動かなければならない)という気持ちはあるようです。ついでに算数の時計学習がめっちゃスムーズです……!
アナログ時計。「長い針が○○になったら、トイレ行こうね」や「長い針いくつになったら、YouTube見るのやめる?」などの声かけをしています。
デジタル表示の時計があふれ、スマホですぐ時間がわかる今、あえて「アナログ時計」を挙げてくれたママが多くいました。まずは数字や時計を理解させた上で、時間感覚を持たせるというステップを踏んでいるようです。
◆知育時計
知育時計を使っているというママの声も多く聞かれました。中でももっとも多くのママがおすすめしていたのが「時っ感タイマー」。
時っ感タイマーという商品がおすすめです。最大1時間まで子どもも簡単にタイマー設定できます。YouTubeを見るときは自分で使ってくれています。
時っ感タイマー。宿題をダラダラとやるので、30分と決めてスタート。「あとどのくらい?」が可視化されるのでよい。
設定した時間の経過や残り時間がひと目でわかり、子どもでも操作しやすいシンプルなつくりが人気の秘密のようです。「時っ感タイマー」を実際に使ってみたレポートもぜひチェックしてくださいね。
「知育時計よ~める」という知育時計をすすめてくれたママもいました。
時間感覚を養うためにこの時計を使っています。
こちらの知育時計は、防滴仕様なので洗面所やお風呂など水回りに置けるのが嬉しいところ。カウントダウンタイマーもついています。
ほかにもさまざまな知育時計があるようです。お子さんの成長段階や好みに合わせて選べるといいですね。
◆まだまだある時間管理に役立つツール
ホワイトボードになっていてマーカーで時計の時間を書き込めるボードを使い、家の壁掛け時計と照らし合わせて、同じ時間になったら○○しようね~と声がけしている。
ホワイトボードを活用しているママもいました。「100円ショップにも売っているので、一度やってみるのもよいと思います」という声も。
スマホのアラームの活用。Siriで「何分後」とか「何時」と言葉で設定できるので、小さい子でも設定できる。我が家は中学年くらいのとき、中古でWi-Fiのみのスマホを与えましたが、アラームを使うよう声かけしていたら自分で時間管理できるようになっていきました。
中古スマホは初期費用もかからず、気軽に始められそうですね。
アレクサです。「ゲームやYouTubeは1時間までね」というと、自分で「アレクサ、タイマーつけて。1時間」とタイマーをつけて、そのとおりに終わりにできます。
このようにデジタルを活用している様子をシェアしてくれたママもいました。
ストップウォッチ、タスクシート、時計。今日の予定を達成したらカレンダーにシール。
さまざまなツールの合わせ技でがんばっているママもいました。試行錯誤しながら有効な方法に出会えるといいですね。
アイテムを活用しつつ長い目で見ていこう
今回の調査で、約8割ものパパママが子どもの時間管理にモヤモヤを抱えていることがわかり、驚きました。
特に未就学児のマイペースな朝の準備について、ママたちの切実なコメントが多く寄せられました。これも成長段階だと割り切り、アイテムを活用しつつ乗り切るしかないのかもしれません。こちらでご紹介したグッズ以外にもおすすめがありましたら、ぜひ教えてくださいね。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。
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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )
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